のこ
こちらはちょっぴりせつない
デートを描いた5つの短編集よ。
ぬこ
ほほう。たとえばどんな?
のこ
離婚した父の代わりに祖父と会っていた
中学生の女の子が、母の再婚することで
会うのをやめようという話になったり。
ぬこ
おじいちゃんと孫の最後のデート。
ああっ なんかそのシチュエーションだけで
せつない…(TдT) ウゥ…
『おしまいのデート』 瀬尾 まいこ (著) 集英社文庫
あらすじ
中学三年生の彗子は、月に一度、離婚した父親のかわりに祖父と会っていた。
だが、母の再婚を機に、二人で会うことをやめよう、ということになり…。
表題作「おしまいのデート」ほか、元不良と教師、バツイチOLと大学生、園児と保育士など心が温かくなり、それでいてちょっぴりせつない5つのデートを描いた短編集。
おじいちゃんは待ち合わせの時間にいつも遅れてやってきて、ソフトクリームを彗子といっしょに食べます。
そして軽トラに乗って海の岬まで。
彗子のことは大好きで、お金はそんなに持っておらず、遅刻するくせにせっかちで、適当なことを言う。
そんなおじいちゃんと彗子のやりとりに思わず笑みがこぼれます。
ふざけているようで、彗子が傷つかないように彗子の「これから」を配慮してくれる。
そんなおじいちゃんの心遣いにじんときます。
まとめ
軽くて何気ない日常の中には、かけがえのないものがたくさんあります。
そのことに感謝したくなるような、心が温かくなる短編集です。
<こんな人におすすめ>
心にじんわりとしみこんでいるような話を読みたい
人と人のあたたかなつながりを描いた話が好き
瀬尾 まいこのファン
リンク
制作動画はこちら。
ぬこ
おお〜 目から汗が。・゚・(ノ∀`)・゚・。
のこ
何気ない日々の中に
幸せは転がっていることを
気づかせてくれる物語ね。
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