のこ
こちらは『東京會舘とわたし』の
下巻よ。戦後から現代にかけての
様子を描いているわ。
ぬこ
へえ〜。
昭和30〜40年代あたりは
活気付いていたんだろうな。
のこ
大スターがショーを
行ったりしていたようよ。
その舞台裏の様子をスタッフの目線で
描写されているわ。
ぬこ
舞台に上がらない時のスターの
様子はどんなんだろうな?
気になるぜ!
『東京會舘とわたし 下 新館 』
辻村 深月 (著) 文春文庫
あらすじ
東京會舘は、井上靖や三島由紀夫らの小説に描かれ、越路吹雪は多忙ながらも會舘でのショーには出演していた。
70年代はじめに改装、平成では震災の夜、帰れない人々を受け入れた。
その翌年には、万感の思いで直木賞受賞会見に臨む作家がいた。
コーちゃんこと越路吹雪は当時の大スター。
本番前の時間、マネージャーの岩谷さんを探してきてほしい、と言われたのはボーイの志塚。緊張しながら岩谷さんを見つけて事情を話し、二人が戻った楽屋で見た、コーちゃんの姿とは。
大スターの意外な一面に驚き、彼女の活躍する姿に、志塚もまた勇気をもらうのでした。
まとめ
大切な人と過ごした時間が、いつまでも色あせずに残る東京會舘という場所。
思いおこすことでまた、新たな発見がある。東京會舘はそんな建物なのかなと感じる物語でした。
<こんな人におすすめ>
華やかなスターの舞台裏に興味がある
人々の人生に寄りそった東京會舘の話を読んでみたい
辻村 深月のファン
リンク
ぬこ
わあ〜 大スターの
意外な素顔!!
のこ
東京會舘は、様々な人やシーンを
見守ってきたのね。
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