『デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?』
森 博嗣( 著) 講談社タイガ文庫
「BOOK」データベースより
祈りの場。フランス西海岸にある古い修道院で生殖可能な一族とスーパ・コンピュータが発見された。施設構造は、ナクチュのものと相似。ヴォッシュ博士は調査に参加し、ハギリを呼び寄せる。一方、ナクチュの頭脳が再起動。失われていたネットワークの再構築が開始され、新たにトランスファの存在が明らかになる。拡大と縮小が織りなす無限。知性が挑発する閃きの物語。
ハギリたちが狙われる理由、そして人口生命体の対立とは
デボラと名乗る少女がハギリたちを攻撃してきた。その理由は何なのか。
また、フランスの古い修道院でも生殖可能な一族とスーパー・コンピュータが発見される。ナクチュとの関連性は?そしてデボラの正体とは。
人口生命体の知能を作ったのは人間。その行動は、プログラムに従っているに過ぎないのです。しかし、複数の知能が存在すると、相互関係から歪みが生まれ、対立します。
まとめ
人間に役立つよう開発された人口生命体も、互いに対立を起こし、人間に対しても脅威となっていくのか。人間の関知しないところでの人口生命体の発展ぶりと、今後の展開に目が離せません。
<こんな人におすすめ>
『彼女は1人で歩くのか?』『魔法の色を知っているか?』『風は青海を渡るのか?』の前3作を読んだ人
科学未来SFに興味がある
森 博嗣ファン
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