小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『綺譚集』津原泰水 (著)

散策の途中で出会った少女がバラバラにされていく「天使解体」、姉とともに祖父の殺害を図る「サイレン」、美しいものを描きその生命を絵の中に閉じ込める画家の末路を描く「赤假面傳」。ホラーや幻想う小説が多様な武運隊で描かれる、グロテスクで鮮やかな十五の物語を収めた短編集。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『やせる石鹸(下) 逆襲の章』歌川たいじ (著)

40キロもの減量に成功し、別人のような姿になり人生を謳歌しいているかのように見えた同級生のよき子は拒食症からの心不全で死んでしまう。巨デブ女子・たまみは太っているというだけで意味もなく傷つけられる世の中を変えることを決意。そんなたまみのもとに志を同じくした巨デブたちが次々と集まり始める。彼女たちが挑んだ戦いの行方は。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『やせる石鹸(上) 初恋の章』歌川たいじ (著)

叔母が女将をする料理店で料理を運ぶ仕事をしているたまみ。巨デブである彼女は、幼い頃から指を指されたりからかわれたりしてきたことで、周囲の人との距離を取るように。ところがある日、店に来た客から食事に誘われ告白されたたまみだが、素直にその言葉を受け取ることができない。そんな中、たまみは中学生時代の同級生、よき子と遭遇。当時、同じく巨デブだったよき子はまるで別人のような姿になっていて…。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『占』木内 昇 (著)

咲山町の一軒家に、翻訳の仕事をしながら独りで暮らしていた桐子は、家の修繕に来た大工の伊助と深い仲になる。伊助は生き別れとなった義妹がおり、何よりも大切なのだと言います。それでは自分の存在は何なのかと怒り、悩む桐子は時追町の占い館で伊助の気持ちを見てもらうのだが…(「時追町の卜い家」)。「占い」から欲しいものを求め、振り回され、混乱しながらも、自分なりの真実を求めて力強く生きていく女性たちの姿を描いた短編集。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ドミノin上海』恩田 陸 (著)

上海の中でも多くの観光客が集まる中国式庭園、豫園の東にある骨董品店に「『蝙蝠』が上海に入った」と連絡が来る。窃盗されたこのお宝を手に入れるべく、店主の衛春は店を出る。しかし、その品は予定されたものと異なった方法で、何故か人気のホテル、青龍飯店の厨房へ…。ホテルのお客やスタッフ、そこへ動物園からの脱走をはかる猛獣までもが入り乱れ、お宝はこちらからあちらへと移動していく。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『お探し物は図書室まで』青山 美智子 (著)

小学校の隣にある、二階建の白い建物「羽鳥コミュニティハウス」。いろいろな講座や催しが行われるこのコミュニティハウスの中には図書室がある。スタッフは若い女の子、森永のぞみと大柄で色白な女性の司書、小町さゆり。様々な悩みや問題を抱えた彼らに適した本のセレクトと、ちょっとした「付録」を司書が提供。おすすめの本と「付録」を手にした彼らが見つけたものとは。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『丸の内魔法少女ミラクリーナ』村田 沙耶香 (著)

茅ヶ崎リナは魔法のコンパクトで変身する魔法少女ミラクリーナをはじめてから27年になる36歳の会社員。仕事のストレスや日々の鬱憤を晴らすために役立っていたのだが、モラハラ男に苦しめられている親友を救うため、その男と魔法少女ごっこをすることになってしまい…。表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」ほか、常識という壁をやすやすとぶち破る4編をおさめた衝撃の短編集。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『悪意』増田忠則 (著)

行政書士である斉木のもとにかかってきた一本の電話。「娘さんを預かりました」そう言って指定の場所に来るようにと指示した犯人。金でもなく、個人的な恨みでもない、と話す犯人の目的とは何なのか。斉木が指定の場所に着くと、誘拐犯はビルの屋上に。悪意の連鎖が日常を崩壊させていく恐怖を描く4編を収めた短編集。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『口福のレシピ』原田 ひ香 (著)

料理学校「品川料理学園」の後継者として生まれ育った留希子は、家業を継ぐことを拒否。友人の風花と暮らしながらSNSで料理を発信。いくつかのレシピがバズり、料理関係の仕事も入るように。さかのぼって昭和二年の品川料理教習所では、女中方向のしずえが声量野菜のセロリーを前に、どう調理したものかと頭を悩ませていた。令和と昭和、料理を考え、作り続ける女性たちを描く料理小説。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『村田エフェンディ滞土録 』梨木 香歩 (著)

十九世紀末の土耳古、スタンブール。この地の歴史文化研究に来た村田は、イギリス人のディクソン夫人の屋敷に下宿していた。トルコで発掘される膨大な量の遺跡、それらに対する学者個人の、そしてそれぞれの国の考え方を下宿人たちと語り合い、新たな発見と驚きを得る日々を過ごす村田。知人から小さなキツネのついた根付を譲り受けたところ、大きなものが走り回っているような音が村田の部屋のから聞こえてきて…。