幻冬舎文庫

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『縄紋』真梨 幸子 (著)

大手出版社を早期退職し、フリーの校正者をしている興梠のもとに、ある原稿の校正依頼が入る。「縄紋時代、女は神であり男たちは種馬、奴隷でした」そんな一文から始まる歴史ファンタジーのような物語の中には、いくつもの気になる記述が。離婚して住む場所がなくなったという動機の一場とともに物語を読みすすめ、関連する情報を調べるうちに彼らの周囲で次々と異変が起こり始める。
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『リベンジ』五十嵐 貴久 (著)

懲戒免職となり警察を辞めた後、浮気調査専門の興信所に勤めている青木孝子。二年前、同僚を救うべく十二発の銃弾を撃ち込んだ雨宮リカの死体は行方不明。再びリカが自分を襲ってくるという恐怖と戦いながら日々を過ごす孝子に、リカらしき女の目撃情報が。事件に決着をつけるため、京都へと向かった孝子だが。因縁の二人が再び対決する、シリーズ第八弾。
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『麦本三歩の好きなもの 第二集』住野 よる (著)

春を迎えたこの季節、大学図書館に勤めてから三年目となった三歩に、なんと後輩ができる。快活で礼儀正しい二十二歳の後輩ちゃんに圧倒されつつ、彼女に対するミッションを遂行しようとする三歩だが…。
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『同姓同名』下村敦史 (著)

サッカー部で活躍する大山正紀は高校三年生。大学からスポーツ推薦の話もあり、プロサッカー選手への道を進んでいた。そんな中、六歳の少女がナイフでめった刺しにされ殺される事件が発生。日本中を騒がせた犯人の名前は大山正紀。同姓同名であるがゆえに己の人生が狂い出した十人の大山正紀は『「大山正紀」同姓同名被害者の会』で出会う。
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『アクション 捜査一課 刈谷杏奈の事件簿』榎本憲男 (著)

秋川渓谷で女装した男性の首吊り死体が発見された。趣味で映画製作に携わり、女優業もこなす刈谷杏奈はあきる野署の内藤とコンビを組み、アメリカ淵と呼ばれる場所で首を吊って死んでいた北原という男について調べはじめる。果たして北原は自殺か他殺か。殺されたとしたら一体誰に。署内でのはみ出しコンビが真実を追う。
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『毒島刑事最後の事件』中山 七里 (著)

皇居近くで二人の男性が射殺される事件が発生した。テロリストかと世間が騒ぐ中、警視庁一の毒舌と検挙率を誇る毒島は「チンケな犯人」と嘲笑。そして犯人を捉えるためにある罠を仕掛ける。出版社の爆破事件、女性を狙った硫酸攻撃。一連の事件の背後に潜む「教授」の正体とは。とらえどころのない犯人に毒島が挑む。
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『彼女たちの犯罪』横関 大 (著)

三十四歳の神野由香里は医者である智明と結婚して八年になる。義母や夫に従順な彼女はある日突然失踪し、後に海で遺体となって発見される。また、同じく三十四歳の日村繭美は交際相手が既婚者であることを知り、ショックを受ける。ワケありの女が集まると犯罪が起こる!?予測不能などんでん返し連続のミステリー。
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『リセット』五十嵐貴久 (著)

一軒家に四人家族で住む升元家に一人の少女がやってきた。どこか陰のある十六歳の美少女、結花に、高校一年の次男、晃は一目惚れ。しかし、彼女が来てからというもの、学校や関係者の間で不審死が起こり、不穏な空気はやがて升元家にも漂い出して…。
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音で世界を紡ぎ出す彼らのもうひとつの物語

ピアノコンクールで優勝したマサルを連れて恩師の墓参りへとやってきた亜夜。何故かいっしょについてきた塵が、日本の墓を珍しそうに眺める(「祝祭と掃苔」)ほか、ベストセラー「ミツバチと遠雷」のスピンオフ六編を描いた短編集。
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断ち切れぬ母娘の鎖が生み出す負の連鎖

タワーマンションが建ち、急速に発展する街・湧新地区。昔ながらの猥雑な雰囲気を保つ西口で花屋を営む桜子。高校生の一人娘・菫子は市民の結束を高めるためのミュージカルに参加し、練習に励んでいる。そんな中、若い女性が殺害される事件が起こる。さらに菫子が何者かに誘拐され…。