イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『懲役病棟』垣谷 美雨 (著) 暴走族だった過去を持つ、金髪の女医・太田香織は半年の任期で女子刑務所の勤務医に。後輩から餞別にと渡された聴診器を使うと、何と患者の過去や思いが聞こえてくる。同じく派遣されることになったベテラン看護師・松坂マリ江とともに、受刑者と個人的に接してはならないという禁を破り、彼女たちの進む道を拓いていく。不思議な聴診器が思わぬものを医師に聞かせる「病棟」シリーズ第三弾。 2023.09.18イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子 (著) 桜並木が途切れたところにぽつんとある、小さな店「マーブル・カフェ」。定休日の月曜日、当日限りの「抹茶カフェ」に。ツイていないと嘆く携帯ショップの店員、照れ屋で女性と話すのが苦手なために、ぶっきらぼうな対応をしてしまう茶問屋の若旦那、何かと口うるさい祖母のことが苦手に感じている紙芝居師、京都老舗和菓子屋の元女将。一杯の抹茶からつながり広がっていく、東京と京都をつなぐあたたかな物語。 2023.09.15イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『刺青・秘密』谷崎 潤一郎 (著) 肌に針を刺され痛みにもだえる人間の姿に悦びを感じる刺青師の清吉。彼の願いは、美女の肌へ己の魂を刺り込む事。しかし、彼が望む姿の女性は容易に見つからない。そんな折、清吉のもとへある芸妓の使いであるという娘がやってきた。この娘が探していた女だと気づいた清吉は、彼女をほんとうの美しい女にするために針を刺していった(「刺青」)。 2023.09.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『君の望む死に方』石持 浅海 (著) 株式会社ソル電機の社長、日向貞則は主治医から余命六か月の宣告を受けた。そこで日向は、殺害される最期を迎えようと思いつく。創業仲間であった境を殺害した過去を持つ日向はソル電機に入社してきた境の息子・梶間に自分を殺すように仕向けることにしたのだ。幹部候補の研修という名目で梶間を含む男女四人の社員を会社の研修施設へ招いた日向。しかしゲストで招いた碓氷優佳の存在が飛雄がの計画を阻む。 2023.09.11イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『まりも日記』真梨幸子 (著) 46歳独身、去年の年収は200万以下。そんな私は動物を飼うことには慎重になっていたのだが、ある日運命の出会いを果たしてしまった。それは生後8ヶ月のブリティッシュショートヘアの雌猫。「まりも」と名付けた藍猫との満たされた生活が始まると心浮き立つ私。そしてまりももまた、激動の猫生の幕開けとなったのだった。猫に魅入られた人間側、そして猫の側、二つの視点から描かれる戦慄のネコミス。 2023.09.08イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ぶっ飛びまくるゼウスたち』こざき ゆう (著), 真山 知幸 (著) ヨーロッパのギリシャで伝えられてきたギリシャ神話。神様や英雄たちが登場するこの神話には「こんなヘンな神様がいるの?」「そんなあり得ないことしちゃう!?」といった驚きとおもしろさがつまった話がいっぱい!!本書はそんな神様たちのハチャメチャなエピソードをイラストを交えて楽しく紹介します。 2023.09.06イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『金の角持つ子どもたち』藤岡 陽子 (著) サッカーのクラブチームに所属していた俊介は、「サッカーをやめる。中学受験のために塾へ通いたい」と両親に打ち明ける。俊介が日本最難関と言われる中学を目指すのには理由があった。小学校入学を控えた難聴の妹・美音、今でもギリギリで何とか回っている家計の中、両親は俊介を応援していくことを決意。俊介は塾に通いはじめ、受験勉強に取り組む。 2023.09.04イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 (著) 学力も運動もそこそこの小学生・加賀は、転校生の安斎からある作戦をもちかけられる。作戦の目的は担任の久留米先生の先入観を崩すこと。草壁は久留米先生に、高圧的な態度を取られている。それは先生が、草壁は大した生徒ではないと考えているから。そんな先生の思い込みは間違っているのだということを証明する。草壁と、作戦の意図に賛同した優等生女子、佐久間が加わり、作戦を決行する。 2023.09.01イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ミチルさん、今日も上機嫌』原田 ひ香 (著) 四十五歳のミチルは元夫が残してくれたマンションで独り暮らしをしている。いきあたりばったりに生きてきた部分もあるけれど、これからの人生、将来に不安がないわけじゃない。時代の変化に戸惑うこともある。それでもめげずに前を向いて歩いていく、そんなミチルの物語。 2023.08.30イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『樽とタタン』中島 京子 (著) 今から三十年以上前、小学生だったわたしは学校帰りに毎日坂の下の喫茶店に通っていた。店の隅にある赤い樽が気に入っていた私を、常連客の小説家が樽といっしょだから「タタン」と名付けてくれた。店にはこの小説家のほかに歌舞伎役者の卵や謎の生物学者、無口な学生などクセの強い客がやってくる。学校が苦手な少女は、ヘンテコな大人たちの本当や嘘を耳にする。 2023.08.28イラストブックレビュー