小説・人文

イラストブックレビュー

どこか違和感のある愛のカタチ

『すみれ荘ファミリア』 凪良 ゆう (著) のイラストブックレビューです。食事付きの下宿、すみれ荘の管理人を務める一悟は、妻を事故で亡くし、娘は妻の両親が育てている。すみれ荘の入居者たちとは気心が知れており、穏やかな日々を送っていた。そこに新しい入居者、芥が加わる。彼は幼いころに生き別れた弟のようだが、正体を明かそうとはしない。
イラストブックレビュー

飛行機が苦手な方はご注意ください

『死んだら飛べる』スティーヴン・キング, ベヴ・ヴィンセント(編)のイラストブックレビューです。スティーブン・キング、ジョー・ヒルの書き下ろし作品を含む、全17篇の恐怖のフライトへとご招待。
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猫にとっての「良い飼い主」とは?

『NNNからの使者 猫は後悔しない』矢崎存美 (著) のイラストブックレビューです。夫と離婚し、パートで働きながら一人暮らしをしている田宮真澄、五十歳。ある日、パートからの帰り道、こいでいた自転車で猫をひいてしまう。病院に連れていき、飼うことになったのだが…。
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大きくなったり揺らいだり 変化していく「家族」の幸せ

『キラキラ共和国』 小川 糸 (著)のイラストブックレビューです。鎌倉で文具店を営む鳩子のもとには、今日も様々な代書依頼が入ります。ミツッローさんと結婚して妻となり、QPちゃんの母となった鳩子は日々の小さな幸せやトラブルから、祖母や母に思いを馳せ、難しい代書もこなしていきます。
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言葉の持つ「力」に打ちのめされる物語

『何もかも憂鬱な夜に』 中村 文則 (著)のイラストブックレビューです。施設で育った刑務官の「僕」は、ある夫婦を刺殺した二十歳の未決囚である山井を担当している。山井とのやりとりの中で、どこか自分と似たところがあると感じる「僕」は、自殺した友人や恩師とのやりとりに思いを馳せる。
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「食」の面から子どもたちの成長をサポート

『かすがい食堂』 伽古屋 圭市 (著) のイラストブックレビューです。過酷な映像会社の仕事を辞め、祖母が営む駄菓子屋を継いだ、二十五歳の楓子。子どもたちから「おばちゃん」と呼ばれることにも慣れてきた頃、夕刻になるときっちり三百円分の駄菓子を買っていく少年の存在に気づく。楓子は少年のために食事を提供しようと考えた。
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いくつもの物語が錯綜してこの世界は成り立っている

なかなか暮れない夏の夕暮れ
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凶悪な犯罪を犯した者の居場所と社会のあり方

のこ こちらはスクールカウンセラーを している女性と殺人衝動を抱えていると 打ち明ける男子高校生のお話よ。 ぬこ 殺人衝動があると言われたら カウンセラーはどうやって 対応するわけ? のこ カウンセ...
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不条理で物悲しく、そして愛しいこの世界

のこ こちらは幽霊となって現れた 夫と暮らす女性のお話よ。 ぬこ 幽霊と暮らす? そんなことが可能なのか? のこ 妻にだけ、夫の姿が見えるの。 会話もできるのよ。 ぬこ それは良かった…のか? ...
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「死」は理屈ではない。そして「生きる」ことも。

のこ こちらはいじめられていた 女子高生がクラスメイトから 自殺方法を提案され、実践していく というお話よ。 ぬこ いくらつらくても自殺とは… で、その介助をする友人も どういった考えなんだ? ...