ハルキ文庫

イラストブックレビュー

人と人がやさしく、ゆるやかにつながる都会の夜

『おやすみ、東京』 吉田 篤弘 (著)のイラストブックレビューです。映画会社で小道具の調達をしているミツキは、深夜に「果物のびわ」を朝九時までに探すように言われ、夜のタクシー「ブラックバード」の運転手、松井に協力を求め、夜の街を探し回る。
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それぞれの蒔いた種が大きな実りとなっていく

『あきない世傳 金と銀(十) 合流篇』高田郁 (著) のイラストブックレビューです。呉服仲間を追われ、呉服を商うことができず、安価な太物のみを扱う五鈴屋江戸本店。江戸の町に木綿の橋を架けたい。店主・幸と奉公人、そして型付師、型彫師たちがその願いを胸に一丸となって取り組む。
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わきあがる情熱が口の中に広がる炎のナポリタン

『情熱のナポリタン―BAR追分』伊吹 有喜 (著)のイラストブックレビューです。新宿の一角、「ねこみち横町」の奥に「BAR追分」はある。横町の振興会管理人であり、脚本家の卵である宇藤は、コンクールに出すシナリオを書き上げたのだが。
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出会いと発見をもたらす都会の隠れ家

『オムライス日和 BAR追分』伊吹有喜 (著) のイラストブックレビューです。有名電機メーカーの法務部に努める菊池沙里は、大学時代に同期である宇藤輝良と再開する。数日後、宇藤がよくいるというBAR追分に顔を出した沙里だったが…。
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あたたかな食事と人が心の強ばりをほぐしていく

『BAR追分』伊吹 有喜 (著)のイラストブックレビューです。新宿三丁目の「BAR追分」。昼は食事中心のバール、夜は酒中心のバーとして営業している。今日も悩みを抱えたお客が店へと吸い込まれていく。
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僕を成長させる書店バイトと秘密の地下のバー

『九十九書店の地下には秘密のバーがある』岡崎琢磨 (著) のイラストブックレビューです。金融機関を辞め、自信を失っていた長原佑。ふと訪れた地元の九十九書店の女性店長から仕事の話を持ちかけられる。指定された時間に訪れた場所は、書店の地下にある秘密のバーだった。
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かわいくて、うれしくて、泣けてくる物語

『NNNからの使者 毛皮を着替えて』矢崎存美 (著)のイラストブックレビューです。二十年間いっしょに暮らした猫を亡くしてペットロスになった青年。猫を失った経験を持つ男女のもとへ今日も三毛猫のミケさんは、ネットワークを駆使して、出会いを提供する。
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美しくありたい江戸の女たちの思いに応えたい

『寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)』宮本紀子 (著)のイラストブックレビューです。日本橋の小間物商の大店、「丸藤」の看板娘・里久は妹の桃とともに酉の市へ向かう。案内してくれるという飾り職人・清七の側には、母娘ふたりの姿。娘のお豊が敵意むき出しな理由とは。
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志と知恵と縁が結ぶ 商いの道

『あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇』高田郁 (著)のイラストブックレビューです。大阪から江戸へ出店し、順調に商いを進めてきた呉服商の五鈴屋。ところが幸の妹、結により窮地に追い込まれてしまう。
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ひと味違う、三毛猫ミケさんの猫斡旋業

『NNNからの使者 あなたの猫はどこから?』矢崎存美 (著)のイラストブックレビューです。「猫が飼いたいなあ」と思っていると、どこからともなく希望者に適した猫がやってくる。どうやらその猫を斡旋しているのは三毛猫のミケさんらしい…。