イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『綺譚集』津原泰水 (著) 散策の途中で出会った少女がバラバラにされていく「天使解体」、姉とともに祖父の殺害を図る「サイレン」、美しいものを描きその生命を絵の中に閉じ込める画家の末路を描く「赤假面傳」。ホラーや幻想う小説が多様な武運隊で描かれる、グロテスクで鮮やかな十五の物語を収めた短編集。 2023.04.25イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『銀色の国』逸木 裕 (著) NPO法人「レーテ」で自殺志願者のセーフティネットとしての活動を行なっている田宮晃佑のもとに友人の悲報が届く。亡くなる前、VRにのめり込み飛び降り自殺したのだという。VRが自殺に関係しているのでは、と考えた晃佑は元ゲームクリエイターである友人の城間宙とともに調査を開始。仮想現実の世界で人を死へと誘導することは可能なのか。そして晃佑たちは彼らの死を止めることができるのか。 2023.04.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『蝉かえる』櫻田智也 (著) 昆虫好きの青年、魞沢泉(えりさわせん)は旅先で様々な謎に出会う。山形盆地で出会った青年が十六年前に見た幽霊、知人のペンションに宿泊していた客が転落死した理由、アフリカから帰国した友人が持ち帰ったもの…。飄々としいた佇まいでその場の空気にするりと馴染む彼が、旅先で遭遇した謎と意外な真相を描く5編を収めたミステリー。 2023.04.06イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『カッコーの歌 』フランシス・ハーディング (著) 池に落ちて気を失った十一歳の少女トリス。ベッドの中で意識を取り戻したとき「あと七日」という言葉が笑い声とともに頭の中に響く。私を憎んでいる九歳の妹・ペンはトリスを偽物だと主張する。異常な食欲に恐ろしい記憶。そして耳もとでささやかれる声は夜が明けると「あと六日」に。トリスに何が起こっているのか。 2023.03.20イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー 『見知らぬ人』エリー・グリフィス (著) ヴィクトリア朝時代の作家、ホランドの邸宅だった建物はイギリスの中等学校タルガース校の旧館となっている。同校の英語教師のクレアは、教鞭を取りつつホランドの研究にも取り組んでいる。そんなある日、クレアの同僚が自宅で刺殺死体となって発見された。遺体のそばには「地獄はから(空)だ」と書かれたメモが。ハービンダー部長刑事はかつて通った母校で起こる事件の謎を追う。 2023.02.21イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』C・A・ラーマー (著) ミステリ好き、なかでもクリスティの大ファンである雑誌編集者のアリシアはミステリ好きの読書会を作る。アリシアとリネットの姉妹を加え7名でスタートした「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。ところが、第二回目の読書会で一人のメンバーが無断欠席。家にも帰っておらず事件に巻き込まれた可能性も。読書会メンバーは会合を重ねながらその行方を捜そうとするが、新たな事件が発生する。 2023.02.17イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー 『11文字の檻: 青崎有吾短編集成』青崎 有吾 (著) 平成十七年(二〇〇五年)四月二十五日に起こったJR福知山線脱線事故を題材にしいた人間ドラマ「加速してゆく」、奇妙な刑務所に閉じ込められた者たちが脱出のためのパスワードを探り続ける「11文字の檻」など、人気コミックのトリビュート作品からショートショートまでバラエティ豊かな8編を収めた短編集。 2023.02.14イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー 『疑惑の入会者 ロンドン謎解き結婚相談所』アリスン・モントクレア (著) 戦後のロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェン。白人だけでなくあらゆる人種にも門戸を開こうと決意する二人だが、い一方でグウェンは彼の言葉が嘘ばかりであることに感づく。また、グウェンの義父・ハロルドがアフリカから帰宅。彼の暴君ぶりに邸中の人間が苦しむ。何とかせねばと対策を練るグウェンはある災難に巻き込まれ…。 2023.02.03イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『窓辺の愛書家』エリー・グリフィス (著) 海岸沿いに建つ高齢者向け共同住宅で一人の老婦人が亡くなった。九十歳で本好き、多くの推理作家と交流していたペギーの死因は心臓発作によるものとされたが介護士のナタルカはこの死に不審に感じ、ハービンダー刑事に相談。さらにペギーの友人であった老紳士のエドウィン、カフェオーナーのベネディクトらとともにペギーの死について真相を探るうち、彼女と関わりのあった人物が殺害される。 2022.12.23イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ティンカー・ベル殺し』小林 泰三 (著) 大学院生の井森健は夢の中でファンタジーの世界に迷い込み、その時はいつも間抜けなとかげのビルになっている。ある日、井森は夢の中でピーター・パンとウェンディ、ティンカー・ベルらに拾われる形でネヴァーランドヘト向かう。しかしそこは大人と子供が互いに殺し合う血に塗れた恐怖の国だった。 2022.12.13イラストブックレビュー