角川文庫

イラストブックレビュー

江戸川乱歩作品が現代バージョンで華麗に舞い降りる

『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』歌野 晶午 (著) のイラストブックレビューです。人気作家、原口涼花の携帯に、一通のメールが送られてきた。そこにはたったひとこと、「ますますご活躍のようで(笑)」とある。その日から、執拗にメールが送られはじめ、どうやら日常がのぞかれていることに気づいた涼花がとった行動とは。
イラストブックレビュー

謎多きナルの正体がついに明らかに!?

『ゴーストハント7 扉を開けて』小野 不由美 (著) のイラストブックレビューです。能登での事件を解決し、東京へ帰るべく車を走らせていた一行は、道に迷ってしまう。辿り着いた先は、ダム湖。そこでナルは「オフィスは戻り次第、閉鎖する」と一行に告げる。そこへ廃校になった小学校の調査依頼が。幽霊が出るという校舎に潜んでいるものは何なのか。
イラストブックレビュー

「ホルモー」をめぐる奇妙で愉快な人間模様

『ホルモー六景』万城目 学 (著)のイラストブックレビューです。京都の選ばれし大学生メンバーが特殊な戦いをくり広げる「ホルモー」。この戦いに参加したメンバーたちの大学生活、恋、バイト、そして不思議な体験。戦いの場以外でも彼らは泣き、笑い、葛藤している。過去、現代、京都、東京。時を、場所を変えてホルモーの気配は脈々と受け継がれていく。
イラストブックレビュー

深みを増す!?混迷の極み!?衰え知らずのサイバラワールド

『できるかなゴーゴー!』 西原 理恵子 (著) のイラストブックレビューです。楽器をさわったことがない&インチなサイバラが、バンドを組んでCDデビュー!?練習合宿から初ライブまで、無謀なチャレンジを描いたバンド編のほか、山口晃氏との画力対決、ガーナで自分の棺桶製作など、そのムチャぶりがすさまじい「できるかな」シリーズ第5弾。
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創造と芸術の女神が男に与え、そして奪ったものとは

『ばるぼら』 手塚 治虫 (著) のイラストブックレビューです。小説家、美倉洋介は耽美派の天才として名声をほしいままにしていたが、自分の欠陥部分を隠して生きていた。ある日、新宿駅で奇妙な女、バルボラを拾い、同居をはじめる。アッルコール依存症で自堕落なバルボラだが、美倉のミューズとして次第に存在が大きくなっていく。
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老舗料亭一族を襲うものの正体とは

『ゴーストハント6 海からくるもの』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。日本海に挑む岬の上に立つ、能登の料亭、吉見家は、代替わりのたびに、多くの死者を出すという。古い伝説が残るこの土地に暮らす一族に襲いかかるものの正体は何なのか。
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いつの間にか体も心も太っていませんか?

『牛姫の嫁入り』 大山 淳子 (著) のイラストブックレビューです。江戸時代中期。派遣忍者業を営んでいる女忍びのコウは、旗本・加納家からある依頼を受ける。それは下妻藩主・藤代家の末娘・重姫と加納家の息子を引き合わせる「誘拐見合い」だった。重姫をさらうべく屋敷へ忍びこんだコウと相棒の守市が目にしたものとは。
イラストブックレビュー

犯した罪は、どうあっても決して消すことはできない

のこ こちらはお客の奇妙な体験を 聞くという『三島屋』シリーズ 第三弾よ。 ぬこ 今回はどんな話? のこ ある人物の前でだけ 泣き止まない童子などね。 ぬこ へえ〜。そりゃいかにも なにか理...
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ホルモーの叫びが京の都に響きわたる!!

『鴨川ホルモー』 万城目 学 (著)のイラストブックレビューです。五月十五日、京都で開催される葵祭でサークルの勧誘を受けた安倍。サークルの名は「京大青竜会」。とりあえず参加したところ、同じく京大1回生の早良京子に一目惚れし、友人の高村とともに加入することに。祇園宵山から、そのサークルの本当の姿が明らかになっていく。
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被害者は誰?あなたもきっと騙される

『ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係』真梨 幸子 (著)のイラストブックレビューです。警視庁生活安全総務課、ストーカー対策室、特別対策ゼロ係には、多くのストーカー被害の相談事案が持ち込まれる。相手のことを知りたい、近づきたいという衝動を抑えることのできなかった者たちが迎える結末とは。