創元推理文庫

イラストブックレビュー

読者を夢中にさせる仕掛けが盛りだくさん!のミステリー

『カササギ殺人事件 上 』アンソニー・ホロヴィッツ (著)のイラストブックレビューです。1955年7月23日、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦・メアリの葬儀がしめやかに行われた。鍵のかかった屋敷の中の階段の下に倒れていた彼女は、階段の上から転落したようだが、果たしてそれは事故だったのか。
イラストブックレビュー

オズの国で起こった密室殺人の謎

『ドロシイ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。大学院生の井森は、ビルという名のトカゲとなって不思議の国で過ごす夢を毎晩のように続けて見ている。ある晩、砂漠を彷徨う夢を見て、ドロシイという少女に助けてもらう。そしてエメラルドの宮殿へと連れて行かれたのだが、パーティーが行われるというその日、密室殺人が起こる。
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血脈のように広がる物流を止められた東京を襲う悲劇

『東京ホロウアウト』 福田 和代 (著)のイラストブックレビューです。コロナ禍であり、オリンピックの開催が間近に迫った東京で、配送トラックの荷物に青酸ガス入りの荷物が積まれるテロ事件が次々と起こる。さらに鉄道爆破、高速トンネルでの火災も発生し、交通が麻痺状態に。この危機を救うために立ち上がったのは長距離トラックドライバーたちだった。
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厚みのある人間像でより際立つ論理的謎解き

『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤 保彦 (著)のイラストブックレビューです。数年ぶりに訪れた書店で購入した文庫本に挟まれていた不可解なメッセージの謎(「時計じかけの小鳥」)。首が取れた死体が発見された協会で、一体何が起こったのか(「チープ・トリック」)。厚みのある人間描写を伴い、論理的に謎を解く六編のミステリー。
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何度死んでも生き返る!?おとぎの国の殺人犯は誰?

『クララ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。毎晩のように不思議な夢を見ている大学院生の井森建。ある晩、夢の中でいつもと違う世界へ迷い込んだ。緑豊かな山の中で、車椅子に乗ったクララという少女に出会う。翌朝大学へ向かった井森は、同じ姿の少女、くららに呼び止められ、彼女から助けを求められる。
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密室殺人の謎と迫りくる恐怖に立ち向かえるのか!?

『屍人荘の殺人』 今村 昌弘 (著) のイラストブックレビューです。神紅大学ミステリ愛好会会長であり、名探偵でもある明智恭介と、その助手である葉村譲、そして同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とともに、映研の合宿に参加する。ある出来事によりペンションに閉じ込められてしまった彼らの中の一人が死体となって発見される。
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連続殺人事件の犯人は…アリス!?

『アリス殺し』小林 泰三 (著)のイラストブックレビューです。大学生の栗栖川亜理はこのところ毎日おかしな夢を見ていた。それは不思議の国に迷い込み。その住民らと奇妙な時を過ごすというもの。ハンプティダンプティが兵から落ちて死んだ、という夢を見たある日、大学では卵のあだ名を持つ研究員が屋上から転落して死亡していた。
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死神は地の果てまでも犯人を追い詰める

のこ こちらは奇妙な刑事が 事件の謎を解くミステリーよ。 ぬこ どんな風に奇妙なんだ? のこ まるで死神のような陰鬱な佇まいと 話し方をする刑事よ。そのコンビの刑事は モデルか俳優かと思うような美形なの。...
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移動図書館は本と謎を運ぶ

のこ こちらは移動図書館のスタッフが 巡回先で起こる不思議な謎に挑む ミステリーよ。 ぬこ 移動図書館か。いったいどんな 謎が起こるんだ? のこ 本の中に写真を挟んだまま返却 してしまった利用者が現...
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本がつなぐ人との絆に胸が熱くなる物語

『背表紙は歌う』 大崎 梢 (著) のイラストブックレビューです。中堅の出版社、明林書房の新人営業・井辻智紀は、今日も注文書を抱えて書店をまわっている。しかし、取次会社の社員には辛辣な言葉をかけられ、作家が直接書店に訪れる「書店まわり」の直前に何やらトラブルの気配が…。本と書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集、第二弾。