ミステリー

イラストブックレビュー

彼は被害者なのか?それとも…?因縁の事件の決着は。

『キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~』斜線堂 有紀 (著) のイラストブックレビューです。友人・嗄井戸の部屋で、実際の殺人現場を撮影したスナッフフィルムを見つけた奈緒崎は、フィルムアーキビストの菱崖小鳩に協力を依頼する。嗄井戸が犯人ではないかと疑う束に対し、奈緒崎は嗄井戸を信じることを選ぶのだが…。
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厚みのある人間像でより際立つ論理的謎解き

『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤 保彦 (著)のイラストブックレビューです。数年ぶりに訪れた書店で購入した文庫本に挟まれていた不可解なメッセージの謎(「時計じかけの小鳥」)。首が取れた死体が発見された協会で、一体何が起こったのか(「チープ・トリック」)。厚みのある人間描写を伴い、論理的に謎を解く六編のミステリー。
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図書委員が謎を解く 本に絡んだ青春ミステリー

『本と鍵の季節』 米澤穂信 (著) のイラストブックレビューです。高校二年生の堀川次郎は、松倉詩門とともに図書委員をしている。松倉は背が高くて顔も良いので目立つ存在。話してみればよく笑い、ほどよく皮肉も効かせるいいやつだ。彼とつきあうようになってからおかしなことに関わることが増えた。図書委員が謎を解く青春ミステリー。
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何度死んでも生き返る!?おとぎの国の殺人犯は誰?

『クララ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。毎晩のように不思議な夢を見ている大学院生の井森建。ある晩、夢の中でいつもと違う世界へ迷い込んだ。緑豊かな山の中で、車椅子に乗ったクララという少女に出会う。翌朝大学へ向かった井森は、同じ姿の少女、くららに呼び止められ、彼女から助けを求められる。
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暗い欲望が絡む 五つの陰惨な事件を描く

『儚い羊たちの祝宴』 米澤 穂信 (著)のイラストブックレビューです。大きな事業を営む丹山家の長女、吹子は大変な読書家で、大学へ入ってからは「バベルの会」という読書サークルに参加。両家の子女が集まるこのサークルの合宿を楽しみにしていた吹子だが、屋敷の中で吹子の近親者が殺害される。「バベルの会」をめぐる五つの邪悪な事件を描く。
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仮面をかぶった殺人鬼を見つけ出せ!!

『マスカレード・ホテル 』 東野 圭吾 (著) のイラストブックレビューです。都内で不可解な連続殺人事件が発生した。どんな理由でターゲットが選ばれたのか、また容疑者についても不明。各現場には暗号が残されており、それによると次の犯行現場は都内の一流ホテル、コルテシア東京であることが判明。新田刑事はホテルマンに化けての潜入捜査を命じられる。
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何故こうなった?人の心に潜む闇を描き出す物語

『許されようとは思いません』芦沢央 (著)のイラストブックレビューです。入社三年目、常に営業成績最下位だった修哉が大きく成績を伸ばした。調べたところ自分が誤って注文数を多く入力してしまったことがわかった。ミスを言い出せなくなった修哉の取った行動が思わぬ災難へとつながっていく(「目撃者はいなかった」)。
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映画よりも奇妙な日常の謎を解く

『キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~』斜線堂 有紀 (著) のイラストブックレビューです。火事で家が燃えてしまった大学一年生の奈緒崎は、映画オタクでひきこもりの友人・嗄井戸が住むアパート、銀塩荘の一階に引っ越してきた。夏休みが終わり大学へ行った奈緒崎は、ひょんなことから同級生の能見を一週間泊めてやることになる。
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連続殺人事件の犯人は…アリス!?

『アリス殺し』小林 泰三 (著)のイラストブックレビューです。大学生の栗栖川亜理はこのところ毎日おかしな夢を見ていた。それは不思議の国に迷い込み。その住民らと奇妙な時を過ごすというもの。ハンプティダンプティが兵から落ちて死んだ、という夢を見たある日、大学では卵のあだ名を持つ研究員が屋上から転落して死亡していた。
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死神は地の果てまでも犯人を追い詰める

のこ こちらは奇妙な刑事が 事件の謎を解くミステリーよ。 ぬこ どんな風に奇妙なんだ? のこ まるで死神のような陰鬱な佇まいと 話し方をする刑事よ。そのコンビの刑事は モデルか俳優かと思うような美形なの。...