文春文庫

イラストブックレビュー

深い孤独と絶望の果てに見出した光とは

イラストブックレビュー

1つの銃が2ヶ所でほぼ同時に発砲!?の謎

女子高生でミステリ作家の卵である灯里は、小説のネタを探していた。刑事である兄・大介を利用して、奇妙な事件のあった現場へ向かい、関係者に話を聞くのだが。
コラム

芸術の世界が私たちを引きつけるのはなぜなのか

私たちを惹きつけてやまない芸術の世界。そんな芸術の世界、中でも浮世絵、人形浄瑠璃、歌舞伎、長唄の世界を描いた小説をご紹介します。時を忘れるような、登場人物である彼らが命をかけてのめりこんでいった場所へと、わたしたちを誘う物語です。
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物を映さぬ彼女の左目は事件の真実を見抜く

『隻眼の少女』麻耶 雄嵩 (著) のイラストブックレビューです。逗留していた山奥の村で起こった少女の首切り事件に巻き込まれてしまった種田静馬は隻眼の美少女・御陵みかげの助手として、みかげとともに村で起こる連続殺人事件の解明に挑む。
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予知夢から事件発生!?その謎を科学的に証明できるのか

『予知夢』東野 圭吾 (著) のイラストブックレビューです。16歳の女子高生が眠る部屋に、深夜男が侵入した。危険を察知した母親が、夫の所有する猟銃を持ち出し発砲。取り押さえられた男は、彼女と自分は結ばれる運命にあるのだと主張。その根拠は、17年前に夢に見た名前の女性と同じだったというもの。それは偶然なのか、それとも妄想か。
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絶望と希望の間をさまよい 懸命に生きる人々の姿を描く

『茗荷谷の猫』木内 昇 (著) のイラストブックレビューです。武士の身分を捨て、植木職人となり、これまでにない桜を作り出そうとした徳造。しかし、妻のお慶の様子が変わってきて…(「染井の桜」)。幕末から昭和にかけて、各々の人生を燃焼させた名もなき人々の姿を描く9つの短編集。
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「あり得ない謎」を科学的に解き明かすミステリー

『探偵ガリレオ』東野 圭吾 (著) のイラストブックレビューです。警視庁捜査一課の草薙俊平は不可解な事件に遭遇した。ある火災事故で若者五人が死傷。頭から突然炎が上がったのだと言う。草薙は友人である帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学を訪ねる。天才科学者は、奇妙な現象の謎を解くことができるのか。
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黄金の国ジパングは幻想?劣悪な環境に苦しむ留学生を救え!

『絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV』石田 衣良 (著)のイラストブックレビューです。ベトナム出身のミンは日本語学校似通いながら無国籍居酒屋でアルバイトをしているのだが、最近様子がおかしく、留学ビザの上限を超えて働いているかもしれないので調査してほしい、と居酒屋のオーナーからマコトへ依頼が入った。
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他人の人生を生きた男の葛藤と決断とは

『ある男』平野 啓一郎 (著) のイラストブックレビューです。弁護士の城戸章良のもとに奇妙な相談が舞い込む。かつての依頼者・谷口里枝は、谷口大祐と再婚し、幸せな日々を送っていたが、大祐が仕事中に事故死する。しかし、「大祐」は全くの別人だったと言うのだ。
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どこに着地するのか見当つかず。女たちよ、どこへ行く!?

『わたしたちに手を出すな』ウィリアム・ボイル (著)のイラストブックレビューです。未亡人のリナは、言い寄ってきた老人を灰皿で殴り倒し、娘の家へと逃げ込むが、ほぼ絶縁状態だった娘は家の中に入れてくれない。途方にくれるリナに声をかけたのは、向かいの家に住む女性、エイドリアン。