『ボトルネック』 米澤穂信(著) 新潮文庫
「BOOK」データベースより
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
パラレルーワールドには自分は存在していない
パラレルワールドの世界には、自分の存在はない。それどころか、自分がいた世界よりも、皆が幸せに生きている…。望んだことが結果を生むならば、まさに自分が物事を滞らせる原因「ボトルネック」なのではないか。
まとめ
繊細な若者の心を詳細に描き出します。主人公が見出す「その先」は、読み手に委ねられるのです。
<こんな人におすすめ>
パラレルワールドが好きな人
青春小説が好きな人
福井〜金沢周辺が好きな人
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