「あのとき」何してた?何を思った?77人の緊急事態日記

『仕事本 わたしたちの緊急事態日記 』

尾崎 世界観 (著), 町田 康 (著), 花田 菜々子 (著), ヤマシタ トモコ (著), 川本 三郎 (著)他
左右社

概要

緊急事態宣言が出された2020年4月7日。私たちの生活を一変させたこの時期、ほかの人々はどのように過ごし、何を思っていたのか。パン屋。タクシー運転手、留学生、マンガ家、葬儀社スタッフ…。コロナ禍の中で働く77人の日記をまとめたアンソロジー。

緊急事態宣言で変わった人々の仕事や考え方

いつものお客さんから注文を受けつつ、お店を開けていることに葛藤を持つ総菜店店主。感染リスクがあるにも関わらず違反ごみを出す者に殺意を覚え、同業者の健康を祈るごみ清掃員。

コロコロ変わる倫理観や正義に、人間の内部にまでコロナウィルスが入り込んできていると感じるタクシー運転手…。

まとめ

世の中には実に様々な仕事があり、それが誰かの生活を支えています。休むこともままならず最前線で働く人、店の存続、生活の危機へと繋がる人。

誰もが不安を持ちながら、少しの救いを見出し、踏ん張っています。コロナが人々の仕事、考え方、そして生き方にどんな影響を与えたのか、そして自分自身がどうだったのか、どうしていくべきかを考えさせてくれる一冊です。

<こんな人におすすめ>

コロナ禍の中で働く人々の現状や心境を綴ったものを読みたい
自粛期間中に人は何を思っていたのかが気になる
世の中はどのような仕事や人があって回っているのかを意識したい

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