粋な新橋芸者の軽快ミステリ

のこ
のこ

芸者さんて知ってる?

ぬこ
ぬこ

え キレイなお姉さんで

猫にちゅーるくれたりする人のこと?

のこ
のこ

(…ちょっと違う)

和風コンパニオンと言ったらいいかしら。

こちらは粋な新橋芸者が推理を働かせる

ミステリーよ。

ぬこ
ぬこ

へえ〜 色っぽいお姉さんが。

どうやって謎を解くんだろう?

まさか色仕掛けとか…(///△///)

『女は帯も謎もとく』 小泉 喜美子 (著) 光文社文庫

あらすじ

築地生まれの築地育ち、粋な新橋芸者の「まり勇」はハードボイルドなどの海外ミステリが大好き。忙しいお座敷の合間に起きる事件に推理を働かせる。築地を舞台にした都会は連作ミステリ。

新橋芸者「まり勇」が語りかける口調ではじまるミステリ。昭和二十五、六年頃の初代まり勇姐さんが見た血が染み込んだガーゼの謎、お客の運転手の死は自殺か、それとも他殺か、踊りのお師匠さんが毒殺された際に、手に握っていたオレンジの理由は…など、様々な事件に対して、ミステリで培った知識をもとに推理を展開していきます。

まとめ

いつも見事に解決!というわけではないけれど、気が強くてチャキチャキしたまり勇の魅力と昭和の築地や芸者の世界を楽しめる連作ミステリです。

<こんな人におすすめ>

芸者が事件を解決する話に興味がある
築地が舞台のミステリを読んでみたい
小泉 喜美子のファン

ぬこ
ぬこ

芸者さん 意外と行動派!!

のこ
のこ

チャキチャキの江戸っ子なのよね。

バイタリティあるその姿と昭和の築地の

様子がなんとも楽しいミステリーね。

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