幸せな気持ちが味を高める最高のスパイス

のこ

「会食不全症候群」って

知っている？

ぬこ

いいや？なにそれ？

のこ

人前で食事ができない状態に

なってしまうの。こちらはそんな

「会食不全症候群」を持つ女性のほか、

食にまつわるテーマを描いた短編集よ。

ぬこ

友達や家族、好きな人と

食事ができないって辛そうだよなあ。

『キッチン・ブルー』　　遠藤彩見 (著)　　新潮文庫

あらすじ

飲み会も女子会もNG、とにかく人と食事をいっしょにとることができない「会食不全症候群」の灯。仕事で知り合った男性、蝦名から食事に誘われるが…。「食」にまつわる問題を抱えた六人が、壁にぶつかりながらも立ち向かっていく。食がもたらす悩みと幸せを描く短編集。

人といっしょにいると、飲み物以外喉を通らなくなるため、外食もできず食事は全て自宅でとる灯。恋人も無理かと諦めていたところ、感じのいい蝦名と出会い、少しずつ食事ができるように努力を重ねていきます。他にも料理下手がコンプレックスの新妻、階下の人間の騒音で味覚が感じられなくなった女性など、仕事や私生活で問題や悩みを持つ六人の姿を描きます。

まとめ

体はもちろん、心とも直結している「食」。その感じ方や好みは人それぞれですが、幸せな気分が味を高める最高のスパイスなのです。

＜こんな人におすすめ＞

「食」に関して悩みを抱える人たちの物語に興味がある
「食」と「生きる事」が繋がっていることがわかる話が好き
遠藤 彩見 のファン

ぬこ

ただ単に栄養ってだけじゃなくて

「食」って生きるために大事な

要素だよな。

のこ

最高の気持ちでのぞむ

食事は、やはり最高の味に

なるものよね。

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