こちらはストーカーに
悩む女性を描いた物語よ。
おお!合田接骨i院のシリーズね。
主人公の内面の問題の描き方が
上手いよな。
そうね。今回は真面目で優等生な
女性が主人公。脇役として登場する
人物達もかなり個性豊かなの。
なるほどな〜。
体の歪みと共に現れる問題を
整体師はどうやって解決するのかな?
『茨姫はたたかう 』 近藤史恵 (著) 祥伝社文庫
あらすじ
弟のでき婚により、実家を出て女性専用アパートで一人暮らしをはじめた梨花子。しかし、仕事から帰ると郵便受けが荒らされ、不気味な手紙が投函されたりと、ストーカーの影に脅かされる。
仕事場である書店内でもトラブルが発生し、ある日腰に激痛が走り、動けなくなってしまう。整体師・合田の施術をきっかけに、今まで気づかなかった自分の内面に目を向ける梨花子だが…。
ストーカーに狙われているかもしれない梨花子
清楚な優等生、といったいでたちの梨花子は曲がった事が好きではありません。職場内でのちょっとしたサボりなどの状況を、聞かれるままに答えてしまいます。
一方、一人暮らしをはじめたアパートでは、同じ住人のさなえ、礼子と時々食事を共にするようになります。彼女たちにストーカーに狙われているかもしれないことを相談しますが、ぎっくり腰になってしまい、さなえが通う接骨院の整体師・合田の施術を受けます。そこで合田に「あんたは臆病だ」と指摘され…。
まとめ
狭い価値観で茨の中に閉じこもってきた梨花子。合田のひと言をきっかけにその茨の中から少しずつ抜け出しはじめたようです。「痛み」は人の価値観を変えるためのサインなのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
自分の考えを曲げられず心も体も固まっている女性の話に興味がある
体をほぐすことで心の問題点も探し出す整体師の話を読んでみたい
近藤史恵のファン
リンク
わあ〜 なんか主人公と同じアパートに住む
女性達だけで他の話ができそうだな。
視野が狭くなっているときに
問題は起こるもの。体の動きも
連動しているから、不具合が出るのかも
しれないわね。
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