2021-02-13

イラストブックレビュー

時代と人の重なりを美しい表現で描く物語

『冥途あり』長野 まゆみ (著)のイラストブックレビューです。東京の下町で生まれ、実直な文字職人としてその生涯を終えたはずの父。しかし、亡くなった後、親族との会話から、父の意外な一面を知る。遠き日の昭和の風景とともに、一族の歩んできた道を描く物語。
イラストブックレビュー

さみしさを受け入れるが理解しないということ

『違国日記 3 』ヤマシタトモコ (著) のイラストブックレビューです。両親を事故で亡くした15歳の田汲朝。小説家である叔母、高代槙生と住みはじめてから数ヶ月。親友のえみりを家に招いた朝。そこへ槙生の人見知りが発動し…。