のこ
こちらはバンドのボーカルがなぜ自殺したか
それを探るために旅に出る、天才ギタリストの
お話よ。
ぬこ
自殺?何かつらいことがあったのか?
のこ
バンドは人気の絶頂にあったし
芸能事務所も声をかけようと
していたの。
ぬこ
うーん。
そんな状況でねえ。なんでなのか
確かに気になるな。
『疾風ガール』 誉田 哲也 (著) 光文社文庫
あらすじ
アマチュアロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト、柏木夏美・19歳。人目を惹くルックスと、天才的なギターの腕前を持つ。
バンドの人気も絶頂となっていたある日、ボーカルの城戸薫が自殺。
なつみは本当の薫を見つけるために旅に出る。
キュートなルックスに、男性にも負けない見事なギターに、目が離せないステージパフォーマンス。
光を発しているかのような夏美の姿に惹きつけられ、ぜひとも売り出したい!と考えたのは、芸能事務所に勤める宮原。
事務所の求めるタイプとは異なる、と真っ向から上司に反対されますが、宮原はペルソナが利用するスタジオに通います。
そんな中、ボーカルの薫が自殺したという知らせを受け、誰もが薫のことをよく知らなかったことに気づきます。
夏美は薫の本当の姿を見つけるため、宮原とともに旅に出ます。
まとめ
輝く才能と魅力あふれる光の背後には、大きな陰が生まれるのです。
夏美の音楽への喜び、才能を持つが故の苦悩と再生を、彼女の魅力たっぷりに描いた物語です。
<こんな人におすすめ>
破天荒なロック少女の魅力を描いた物語を読みたい
才能を持つ者とそうでない者の、互いの葛藤を描いた話に興味がある
誉田 哲也のファン
リンク
ぬこ
才能がありすぎるってのも
大変なことだなあ。
のこ
魅力たっぷりで才能溢れる
彼女が悩みながら成長していく
物語ね。
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