やわらかく、あたたかな目線で綴られる猫エッセイ

のこ
のこ

こちらは作家の角田光代さんが

愛猫について描いたエッセイよ。

ぬこ
ぬこ

へえ〜。猫を飼っているのか。

どんな猫?

のこ
のこ

アメリカンショートヘア。

粘り強くて慎重派、そして

運動音痴。

ぬこ
ぬこ

猫にしては珍しいような…

できない子ほどかわいい、という

飼い主のニコニコ顔が目に浮かぶようだな。

『今日も一日きみを見てた』角田 光代 (著)角川文庫

あらすじ

サイバラ家で生まれ、生後3ヶ月でやってきたアメリカンショートヘアのトトは、粘り強く慎重派で、運動音痴。猫にはなじみがなかった著者が、猫と暮らすことで感じる喜びを瑞々しい筆致で綴る珠玉の猫エッセイ。

高いところからバタッと落ちる、カメラの前をひたすらうろつく、おもちゃを自分で用意して遊んでくれるのをじっと待つ。いろんな姿を見せてくれるトトちゃんの様子にほんわかしたり、猫飼い「あるある」があったり、なかったり。著者は猫を飼う前と後での、猫に関する考え方が変化し、新たな世界が広がったことの驚きと感謝の気持ちを丁寧に描いて行きます。

まとめ

猫の魅力、猫を通して見えてくる自分の内面。やさしくあたたかな視点で描かれた文章は、自分の膝の上に猫が乗っていてのどをゴロゴロ鳴らしているような、そんな幸福を感じさせてくれる猫エッセイです。

<こんな人におすすめ>

猫が好き
猫好きでない人が猫のとりこになるエッセイを読んでみたい
角田 光代のファン

ぬこ
ぬこ

すごい!よく見ているなあ。

さすがは作家だ。

のこ
のこ

愛猫を思う心、猫のいる生活。

静かであたたかな描写で描かれる、

猫好きの人も、そうでない人も

楽しめるエッセイね。

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