のこ
こちらは奇妙な古書に挟まれた
メモの謎を探るフリーライターの
お話よ。
ぬこ
メモには何が書いて
あったんだ?
のこ
「この本を読んではいけない」
と書いてあったの。その本の
内容も創作なのか手記なのか
判然としないわ。
ぬこ
よ、読んではいけない??
なんか怖いんですけど…(;゚ω゚)
いったい何があったっていうんだ!?
『女學生奇譚』 川瀬七緒 (著) 徳間文庫
あらすじ
奇妙なメモが挟まれた古書が、オカルト雑誌の編集部に持ち込まれた。
そのメモには「この本を読んではいけない」と書いてある。
フリーライターの八坂駿は、カメラマンの篠宮、持ち主である兄が行方不明だという竹里あやめとともに古書の謎を追う。
古書の内容は、戦前の頃の女学生による手記。
数名の15〜17歳の少女らとともに立派な洋館の一室に閉じ込められ、不定期にメンバーが呼び出され、二度と戻ってこない。
その後、いなくなった少女がどうなったのかはわからない…。
創作なのか、手記なのか、八坂は様々な角度からアプローチをかけて調査をし、少しずつその謎の答えに近づいていきます。
同時に、自身の周辺にも本の内容とリンクした奇妙な出来事が起こり始めるのです。
まとめ
古書の語り手が次第に狂気を帯びていく様子、その謎が少しずつ明らかになるにつれ、すぐ後ろで何かが潜んでいるような不気味さ。
ドキドキゾワゾワが止まらない、一気読み必死の物語です。
<こんな人におすすめ>
ホラーが好き
戦前の女学生が監禁されていた状況が気になる
川瀬七緒 のファン
リンク
ぬこ
衝撃の事実!!Σ( ̄□ ̄lll)!!!
のこ
ひたひたと近づく不穏な空気に
ドキドキしながらもページをめくる手が
止まらなくなる物語ね。
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