こちらは京都の大学のサークルで
起こる出来事を描いた物語よ。
京都か。歴史ある町だよなあ。
何が起こったんだ?
各大学のサークル同士で
「ホルモー」を戦うの。
伝統のあるものなのよ。
ホルモー?ホルモンじゃなく?
いったいどんな戦いなんだ!?
『鴨川ホルモー』 万城目 学 (著) 角川文庫
あらすじ
五月十五日、京都で開催される葵祭でサークルの勧誘を受けた安倍。
サークルの名は「京大青竜会」。
とりあえず参加したところ、同じく京大1回生の早良京子に一目惚れし、友人の高村とともに加入することに。
しばらくは会食やキャンプなど、若者らしい集いとなっていたが、祇園宵山から、そのサークルの本当の姿が明らかになっていく。
3回生10人と1回生10人、計20人からなる京大青竜会。
そして京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス。
合計4大学が「ホルモー」を戦う。
対戦には幾多の式神や鬼を用いる…。
半信半疑ながら鬼を意のままに動かすための「鬼語」の習得に励む安倍ら1回生は、ホームである吉田神社での舞の奉納ののち、ついにその鬼の姿を目にするのです。
そして迎えた対戦の日。
負けた者の口をついて出る言葉は…。
まとめ
自分たちで操る鬼同士を戦わせる「ホルモー」。そして負けた者は何かを失います。小さな鬼たちがメンバーについてきて、その指示に従って動くという、何とも不思議でおかしな展開です。その戦いも恋愛事情が絡んで複雑な状況に。鬼を動かすセンスや技術、攻守の戦略、真剣なのにところどころ笑いを挟んでくる流れとテンポの良さい。最後までワクワクドキドキ感が止まらない物語です。
<こんな人におすすめ>
ユーモア溢れるファンタジー小説を読んでみたい
小鬼を操り、戦わせる話に興味がある
万城目 学 のファン
映画版は山田孝之さんが主演。凡ちゃんが栗山千明さんとは…!。
戦闘シーンの映像化は、難しかったでしょうね。CGがすごい!
何と言う破茶滅茶な…
それでいてめっぽう面白い!!
ありえないけれどなんだか
ありそうな、笑いとワクワクが
止まらない物語ね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。