こちらは「親王殿下のパティシエール」
シリーズ第六弾よ。マリーは英国大使の
おもてなしをすることになったの。
へえ〜!!すごいじゃないか!
マリーはフランス出身だけど
イギリスについても知識は
あるのか?
マリーはフランス語は話せるけれど
英語は聞くことも話すこともできないの。
英国についてはざっくりとした知識を
持っているようね。
清国からしたらどっちも西洋だろ!
って感じなんだろうなあ。それにしても
外交の場でおもてなしすることになるとは!!
がんばれマリー!!
『親王殿下のパティシエール(6) 大英帝国の全権大使』
篠原 悠希 (著)ハルキ文庫
あらすじ
清の第十七皇子・永璘お抱えの菓子職人見習いとして働く仏華ハーフのマリー。
清国で手に入れた食材を使い、西洋風の炉で焼きあげる菓子は高く評価され、ついに皇帝・乾隆帝にも認められ、訪清英国大使のおもてなし役に。
一方、マリーが清国にやってきてから彼女の良き相談相手であり、見守ってくれていたアミヨー神父の容体が思わしくない状態に。
故国を離れ菓子職人見習いとして励むマリーの姿を描くシリーズ第六弾。
英国使節団をおもてなし!?
大清帝国と対等な貿易を確立すべく、イギリス王国の使節団がやってくることに。
マリーは使節をもてなす際、厨師の一人として御膳房に勤めるよう、命令されます。
男の格好で給仕し、聞き取った会話を報告するように、とも。
フランス語はできても英語はわからない、と使いの太監に伝えるマリー。
そして使節たちのために作るメニューを考え、パンケーキ、クロワッサン、オムレツに落とし卵、オランデーズソースなどを次々と作りあげていきます。
そんなマリーは使節団メンバーの息子で七か国の言葉をあやつる十二歳の少年、トーマスと出会います。
まとめ
永璘の妻・ニオフル氏の懐妊・出産、故郷を語り合えるアミヨーの体調不良、故国の激動の様子。
時の流れと人々、国の変化は清という国と他国との関係、そして自分の立場というものをより深く理解してきたマリーに、大きな衝撃と不安を与えます。
しかしマリーの手から作られるパンやお菓子を口にした人の笑顔が彼女の足元を支えているのです。
<こんな人におすすめ>
英国大使もてなし役として活躍する、清国時代・仏華ハーフのパティシエールの話に興味がある
『親王殿下のパティシエール』シリーズのファン
篠原 悠希のファン
着々と実績をあげ続けているマリーはすごいな!
努力の賜物だ。アミヨー神父のことは
悲しいけどこれからも頑張ってほしい。
マリーの周囲でもいろんな物事が
変化しているわよね。マリーも
新しいステージがはじまるのかも
しいれないわね。
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