
こちらは閉校の決まった女子大学で
単位の足りなかった学生を集めて
泊まりがけで特別補講を行うお話よ。

あらら〜。大学側としても何とか卒業させて
やりたいよなあ。どんな学生たちなんだ?

朝起きられない、コミュ障、
摂食障害など様々な問題を抱えているわね。
他の学生たちとの関わりの中ではじめて
自分の問題点に気づくこともあるの。

なるほどねえ。彼女たちが
どんな風に生活して学業に励み
友情を育んで自分も成長していくのか
楽しみだぜ。
『カーテンコール! 』加納 朋子 (著)新潮文庫
あらすじ
三月に閉校することが決まっていた萌木女学園では、卒業できなかった女学生たちを何とか卒業させるべく、彼女らを大学内の宿泊施設にひとまとめにして、特別補講を行うことになった。
集まったのは寝坊、コミュ障、腐女子、食いしん坊と一筋縄ではいかない個性を持つ学生たち。
外部との連絡を断ち、寝食を共にする生活の中で互いのコンプレックスや学業を阻むものの正体が明らかになっていく。
落ちこぼれたちの共同生活は
閉校が決まったにも関わらず、卒業への単位が足りなかった女学生たちは、学校側の提案と親の熱い希望で何とか卒業するべく泊まりがけで補講を受けることに。
講師は理事長ほか年寄り、寮の食事などは理事長の奥さんと娘さんが健康を考えたメニューを作ってくれます。
スマホ禁止、外出不可の生活に「女の刑務所だ」と声を上げる者も。
朝起きることができず、ついにこの補講を受けることになった朝子。
同室の夕美が起こしてくれますがやはり起き上がることができません。
すると誰かに車椅子に乗せられ食堂に。
そして顔に熱いおしぼりが…。
「目を覚まして朝食を摂って下さい」としゃべったのは理事長でした。
ある日のこと、同室の夕美が散歩中に朝子の目の前で突然倒れます。
ほどなく回復した夕美は自分の病気のことを告げ、また麻子も自分が起きれなくなった原因を思い出し、そこに目を向け対処しようとします。
まとめ
これまで過ごしてきた環境が自分にとって適したものではなかったとき。
問題を抱える者同士が互いを通して自分の問題に気づきます。
今までの生き方にいったん幕を引き、新しい舞台に立つ若者たちの成長を描く感動の物語です。
<こんな人におすすめ>
落ちこぼれてしまった女子大生たちが奇跡を起こす物語を読んでみたい
問題を抱えた女子大生たちの葛藤と成長を描く物語に興味がある
加納 朋子のファン


自分の足で立てることに
気づかせてくれる場所で
最後の学生生活を送れる彼女たちは
幸せだな。

新しい舞台に立つ彼女たちに
声援を送りたくなる物語ね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。