『タルト・タタンの夢』近藤 史恵 (著) 創元推理文庫
あらすじ
商店街にある小さなフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルは、気軽にフレンチを味わいたいお客たちで賑わっている。シェフの三舟は気さくで素材を活かした料理を作り、そしてまた客たちに起こった不可解な出来事の謎を解く。絶品料理と名推理を楽しめるミステリー。
小さなビストロに来店するお客の不可解な謎
常連の西野さんが体調を崩した様子。そこでシェフはメニューにない、オオムギと帆立のスープ、蒸したヒラメにパプリカのソースをあしらったものを提供。西野さんはシェフにお礼を言いながら、体調を崩した理由を話だしました。彼女の手料理を食べ過ぎたと言う西野さんの話を聞いた後、姿を消したシェフは…。
まとめ
無精髭に長髪の三舟シェフ、料理人の志村、ソムリエの金子ゆき、本書の語り手であるギャルソンの高築の四人のコンビネーションも心地よく、快適な店の雰囲気が良く伝わってきます。素材を見抜き、料理を作り上げる洞察力と判断力で、謎を解くシェフ。お腹も謎解きも満たされるミステリーです。
<こんな人におすすめ>
シェフが謎を解くミステリーに興味がある
ビストロの美味しい料理を食べてみたい
近藤 史恵のファン
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