『さよならの手口』 若竹 七海 (著) 文春文庫
あらすじ
探偵を休業し、ミステリ専門の書店でバイト中の葉村晶は、古本引き取りの際に白骨死体を発見し、負傷。入院した病院で同室の、元女優から二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼されるのだが。
行く先々で災難い見舞われる葉村
今回も災難続きの葉村。古びた家の床が腐って崩れ、足を踏み外して葉村が頭をぶつけたのは頭蓋骨…。落ちた際のあばら骨のヒビから始まり、調査のカギを握る男に殴られた拍子に鼻をぶつけて流血、果ては崩れてくる家の下敷きになりそうになり…。
まとめ
クールなようでいて、結構熱い女・葉村はひどい目に遭いながらも、自らを奮い立たせ、立ち上がるのです。真実から目を背けることは自分に負けたことになる。そんな思いが不屈の女探偵を動かしているのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
不運な女探偵の話に興味がある
ハードボイルドなミステリが好き
葉村晶のファン
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