のこ
座敷わらしや河童って
いると思う?
ぬこ
新宿にはいないだろうけど
埼玉あたりならいるかもな。
飼い主の実家近くの川とか沼とか。
古民家とか。
のこ
こちらはそんな妖怪を
調査するお話なの。
ぬこ
現代に現れる妖怪たちって
どんな様子なんだろうな。
『逢魔が時に会いましょう』 荻原 浩 (著) 集英社文庫
あらすじ
大学四年生の高橋真矢は、アルバイトで民俗学者である布目准教授の助手を勤めることに。調査対象はなんと「座敷わらし」。子供が多くいる一般家庭に出没するという座敷わらしの姿を、真矢はビデオカメラで捉えることができるのか。
映画研究会在籍で体力には地震のある真矢と、体が細くて頭ボサボサの布目、二人のデコボココンビが、座敷わらしや河童、天狗などの正体を探るべく、目撃証言の出た地へと調査に向かいます。
まとめ
昔の人の見間違いや勘違いがもののけの存在を作り出した等、現実的な解釈も説明しつつ、やはりそれだけでは説明仕切れない部分もあるのでは…と思わせる描写です。昔から伝わるもののけは、私たちの心に怖さと懐かしさを感じさせてくれる存在なのです。
<こんな人におすすめ>
座敷わらしや河童、天狗を読んでみたい
もののけが発生した理由と人々との関わりに興味がある
荻原 浩のファン
リンク
ぬこ
わあ!背中がぞくっとした(;゚Д゚)
のこ
科学的に証明できる部分も
あるけれど、それだけではない
何かがあるのよね。怖いけれど
どこか懐かしさも感じさせる物語ね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント