
のこ
こちらは人質となった人たちが
朗読会をしたという設定の
物語よ。

ぬこ
人質って命の危険に晒されて
いるんだろう?よく朗読会とか
やれる心境になったよな。

のこ
極限の状態に置かれた時
人は何を語るのか。
そんなところに注目したいわね、

ぬこ
俺だったら、食べたことのない
ちゅーるの味を想像して語って
みるな。
『人質の朗読会』 小川 洋子 (著) 中公文庫
あらすじ
地球の裏側の遠い地。ある旅行会社が企画したツアーバスが、反政府ゲリラの襲撃を受け、運転手を除く八人がバスごと拉致された。軍と警察の突入作戦の結果、人質は全員死亡。二年後、彼らが監禁されていた小屋に仕掛けられたテープが公開。彼らの朗読が、ラジオ番組で放送された。
反政府ゲリラによって監禁された八人の日本人。彼らは自身に怒った出来事を書き、読みあげ、他のメンバーはそれを聞く、という「朗読会」を行なっていました。子供の頃、足をくじいた人に、木の枝を切って杖を作ってあげた話、訪れるたびに異なるグループが利用している公民館の会議室。
まとめ
どれも少し不思議で、説明できない部分を持った話です。いつ命が果てるともわからない状況の中で、彼らの話は宗教の祈りのように、心に安らぎを与えるものだったのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
様々な人生を送ってきた人のその一部を聞いてみたい
特殊な状況で語られる「朗読会」の内容に興味がある
小川洋子のファン

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ぬこ
意外と穏やかな雰囲気だな…。

のこ
人の話を聞くことで
安らぎを得られる効果も
あるのかもしれないわね。
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コメント