のこ
こちらは過疎の村が
広告会社に頼んで村を
宣伝してもらおうとするお話よ。
ぬこ
いいじゃん。かっこいい宣伝して
村にいっぱい人がくるといいな。
のこ
ところがこの広告社は崖っぷち経営。
村にもこれといった特徴もなくて
名物を捏造しようとしたり…
ぬこ
ええっ!?なんじゃそりゃΣ(oдΟ;)
波乱が起こりそうな予感…
『オロロ畑でつかまえて』 荻原 浩 (著) 集英社文庫
あらすじ
日本最後の秘境といわれる大牛山の山麓にはりついた山村、牛穴村。過疎化に苦しむこの村で、青年部の部長・慎一が意を決して立ち上がった。東京の広告会社に頼んで、牛穴村をPRしてもらおうというのだ。
これを引き受けたのは、倒産寸前のユニバーサル広告社。名所なし、名産なしの小さな村と、クセ者ぞろいの広告社による弱小タッグにより、牛穴村はどうなるのか。
まとめ
東京から出向けば移動は一日がかり。村人の会話は方言がすごくて聞き取れない。牛穴村の田舎っぷりがイヤミなくユーモアたっぷりに描かれています。
広告社のおかげで、マスコミにも注目され、盛り上がってくる牛穴村。何のかんのいって、方向はたまに間違えど、やる時はやる広告社メンバーの働きも素晴らしい。
村おこしで得たものは、村を自分たちの手で盛り上げようと思う、村の若者たちの心だったのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
村おこしの話に興味がある
笑って泣ける物語を読んでみたい
荻原 浩のファン
リンク
ぬこ
あはははは( ´∀`)
広告社の適当ぶりと村人の
クセの強さがサイコー!!
のこ
笑いあり、涙あり、そして
驚きありのエンタメ小説ね。
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