のこ
こちらは「人生をもう一度
やり直せたら」と考えている
男性のお話よ。
ぬこ
やり直したらいいじゃないか。
なんでやらないのかな。
のこ
過去が基準なのよ。
「あの時 こちらを選択
していたら…」ってことね。
ぬこ
過去に逃げたくなるほど
現実が辛いのか?
『あの日にドライブ』 荻原 浩 (著) 光文社文庫
あらすじ
牧村伸郎は、銀行を辞めてタクシードライバーをしている43歳。次への仕事の繋ぎのつもりではじめたタクシーの運転手だが、営業成績も伸びず、疲れ果てて帰り、転職のための勉強もはかどらない。そんな伸郎は、ある日ふと思い立ち、青春時代を過ごした街へ向かい、もう一度人生をやり直すことができたら、と考え始める。
銀行員からタクシードライバーへ。これは今だけだ。俺だっていつかは…と思いながらも日々のノルマは果たせず、子供達からは冷たい視線を受け…とパッとしない日々を過ごしている伸郎。学生時代の元彼女の家の近くへ行ってみると、思いがけずお客がついたのです。
まとめ
男のプライドは時として、物事の見方を狭めてしまうものです。そのプライドを捨てた時に、未来への道もクリアに見えるものなのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
現状に不満を抱えている
もしもあの時この道を選んでいたら…と思うときがある
荻原 浩のファン
リンク
ぬこ
なるほどね。タクシーの
運転手も辛いよなあ。
ましてや家族がいるとなると
簡単には逃げ出せないしな。
のこ
そうね。でも未来を変えていくのは
過去じゃなくて今の自分なのよね。
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