「復讐」によって何が得られ、そして失われるのか

のこ
のこ

こちらは「復讐法」が成立した

世の中を描く物語よ。

ぬこ
ぬこ

復讐法?物騒な名前だな。

どんな内容なんだ?

のこ
のこ

犯罪者によって家族や恋人を

失った人は、同じことを犯罪者に

行い、命を奪うことができるの。

ぬこ
ぬこ

ひぃえええええ…

ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル

『ジャッジメント』 小林 由香 (著) 双葉文庫

あらすじ

20✖️✖️年、凶悪な犯罪が増加し続ける日本で、新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。復讐法は、被害を受けた内容を合法的に刑罰として執行できるというもの。犯罪者によって家族や恋人を失った者たちは、同じことを犯罪者に対して行い、命を奪うことで、果たして救われるのか。

あらゆる暴行を受けた後に命を奪われた息子。人混みの中で発生した無差別殺人の被害に遭った数名の男女。幼い妹が目の前で飢えて死んでいくのを見守るしかなかった10歳の少年。彼らは、大切な人を死に追いやった人物を、この手で死に追いやる権利を手に入れます。

まとめ

大切な人を失った悲しみ、犯人への怒り、あらゆる感情がわきおこります。復讐は、被害者の心を救うものではないのかもしれません。しかし、自分が当事者の立場に置かれたらどんな選択をするのか?そう考えずにはいられない物語です。

<こんな人におすすめ>

合法的に復讐できる世の中に興味がある
罪とは、復讐とは、命とは何なのかを考えさせる本を読みたい
小林 由香のファン

ぬこ
ぬこ

「命」について改めて

考えさせられるな…

のこ
のこ

奪われた命を奪い返す。

奪った命にも家族や恋人がいる。

その繋がりを自らの手で断つことが

できるのか。自分ならどうするか

考えてしまうわね。

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