『Rのつく月には気をつけよう』 石持 浅海 (著) 祥伝社文庫
あらすじ
大学時代からの飲み仲間である湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、毎回誰かが友達をゲストとして連れてくる飲み会を開催していた。そしてゲストの話を聞きながら飲む酒はまた格別。しかしその話にはおかしな点があって…。マリアージュも楽しい、美味い酒と肴が登場するグルメミステリー。
酒の席での会話から嘘を見抜く
ゲストは夏美の会社の同僚である一重。カキといっしょにウイスキー、ボウモアの十二年を飲もうという会。一重は以前生ガキに当たったことがあり避けていたのですが、そろそろ挑戦してみたい、とこの会に参加したのです。一重が当たった時の様子を詳しく聞かせてもらっていた長江は一重の嘘を見抜きます。
まとめ
食材への深い知識、確かな酒のチョイス。酒と食材の組み合わせに詳しい彼らは、複雑に絡まる人間の感情を解くことにも長けているのかもしれません。美味い酒と、人間の意外な一面が垣間見えるグルメミステリーです。
<こんな人におすすめ>
酒とツマミの意外なペアリングを知りたい
日常のちょっとした謎を解くミステリーに興味がある
石持 浅海 のファン
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