作家たちの作品に対する考えが刺激的

『文藝モンスター』   二宮 敦人 (著) 河出文庫

「BOOK」データベースより

増田文学賞の打ち上げとして、年に一度岡山の旅館に集まる人気作家たち。ところがそこで、作家の卵の惨殺遺体が見つかった。事件は地元で信仰を集める「消し神様」の力なのか?それとも出版界の裏側に潜む魑魅魍魎の仕業なのか?関係者が次々と失踪するなかで、超ビビリなホラー作家・雨漏佐久たちが事件の真相に挑む。

文学賞の打ち上げで起こった殺人事件の犯人は誰?

文学賞の打ち上げで発生した殺人事件。犯人は打ち上げに参加した作家のうちの誰かなのか?作家たちが事件の真相に挑む。

自分の文章の怖さで失神するホラー作家など、曲者キャラが多数登場。その行動や言動に目が行きがちですが、もっとも注目すべきは、各作家の作品に対する考え方です。

まとめ

読み手の方にも「自分もそう思う!」とピッタリとくる本に対する考え方が見つかるのではないでしょうか。作家と読者をつなぐ、そんなドタバタミステリーです。

<こんな人におすすめ>

作家と編集者・出版社の関係に興味がある
作家の生態に興味がある
ホラー要素があっても大丈夫

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