創元推理文庫

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『ダイヤル7をまわす時』泡坂 妻夫 (著)

戸根市では市の西側勢力である大門組と、市の東半に根を張り始めた北浦組の二つの暴力団がいがみ合っていた。ある日、北浦組の組長が殺害される事件が。現場では電話機のテープが抜き取られ、さらに電話を使った形跡が。犯人は殺害後どこへ、何のために電話をかけたのか。『ダイヤル7』ほか鮮やかな手法で読者を騙すミステリ短編集。
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『失われたものたちの本』ジョン・コナリー (著)

12歳のデイヴィットは、母親が病気で亡くなり、ほどなく父が再婚したが新しい家族の暮らしに馴染めずにいた。ある夜、死んだはずの母の声にい導かれ庭に出たデイヴィットは幻の王国に迷い込む。赤ずきんと狼の間に生まれた人狼、醜く厚かましい白雪姫、神出鬼没のねじくれ男。歪んだおとぎ話の世界でデイヴィットは『失われた本』を探すたびに出る。
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『卒業生には向かない真実』ホリー・ジャクソン (著)

大学の入学を控えたピップに、いくつかの不審な出来事が起こっていた。無言電話や匿名のメール、首を切られたハトや私道に描かれた頭のない棒人間。ストーカーによるものと思われるこれらのことを調べるうち、ピップは6年前の連続殺人事件との類似点に気付く。自分を守るため、この事件の捜査をはじめたピップがたどりついた真実とは。
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『折鶴』泡坂 妻夫 (著) 創元推理文庫

日本橋で代々縫箔屋を営む田毎の家は、田毎が4代目に当たる。先代が残してくれたビルのおかげで、仕事は多く入らなくても何とか暮らせている。行きつけの店に出向くと、女将から他所の女と宿に泊まったでしょう、と言われ仕事相手からは池袋のデパートで名前を呼び出されていた、と言われる。誰かが自分の名を使っている?首をひねる田毎は、あるパーティーで自分の名刺を数枚渡したことを思い出す。
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『盗作・高校殺人事件』【新装版】辻 真先 (著)

一九七X年八月七日、新宿駅の九番線で爆発事件が発生。事故に巻き込まれた高校二年生の牧薩次は病院へと担ぎ込まれ入院することに。同様に被害に遭い入院していた同級生、三原恭助、上野武らと意気投合。退院後に恭助の実家である鬼鍬温泉に、それぞれ彼女を連れて出かけることになった。しかし、そこで彼らは密室殺人事件に巻き込まれてしまう。
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『危険な蒸気船オリエント号』C・A・ラーマー (著)

クリスティ愛好家たちの読書会、マーダー・ミステリ・ブッククラブのメンバーは蒸気船オリエント号での豪華クルーズに参加していた。クラブの主催車であるアリシアは、メンバーの一人である医師・アンダースとのロマンティックなひと時を過ごせると思っていたのだが、乗客が死亡したり行方不明になったりとそれどころではない状況に。ブッククラブのメンバーたちは事件の謎を解明すべく捜査に乗り出す。
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『仮題・中学殺人事件【新装版】』辻 真先 (著)

人気のマンガ原作者、石黒竜樹が、佐賀市内にあるマンガ家・千晶留美の生家で死体となって発見された。石黒と昔から組んで作品を発表しているもう一人のマンガ家・山添みはる。二人のマンガ家に殺害の容疑がかけられたが、どちらにもアリバイがある。夕刊サンの記者・克郎、妹のキリコ、キリコの友人薩次は彼女たちをたずね、事件の真相に迫る。
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『探偵は友人ではない』川澄 浩平 (著)

のこ こちらは引きこもりの中学生が 日常の謎を解く青春ミステリー、 『探偵は教室にいない』の続編よ。 ぬこ ほうほう。頭の切れる歩が謎を 解いていくミステリーだよな。 今回はどんな謎が登場するんだ? ...
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『たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説』辻 真先 (著)

終戦から四年が過ぎた昭和二十四年。学制改革により風早勝利の学年は最後の一年を男女共学で過ごすことに。推理作家を目指し、推理小説研究部の部長を務める勝利は、顧問の別宮操の勧めにより、映画研究会と合同で合宿を行うことに。そこで彼らは密室殺人事件に遭遇する。さらに台風が襲来した夜、撮影のために学校隣りの廃墟へと集まっていた彼らは新たな死体を発見する。
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『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言猫丸先輩シリーズ』倉知 淳 (著)

小柄で童顔、大きなまん丸飲の目と、ふっさりと垂れた前髪がまゆの下まで下がっている。だぶだぶの黒い上着を羽織り、しなやかな猫を連想させる縁困る先輩。彼が現れるところには、不可思議な出来事が。人なつこい様子でするりと人の間に入り込み、巧みな話術で聞くものを惑わす。と思えば切れ味鋭い推理を披露する猫丸先輩のミステリ。