いろんな形で写真にあらわれる　人の想い

『小暮写眞館I』　　宮部 みゆき （著）　新潮文庫nex

「BOOK」データベースより

築三十三年、木造二階建て。臨死状態の古びた商店街にひっそりと佇む「小暮写眞館」。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館に住むことになる。そして、弟を含めた家族四人の暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり…。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。

高校生の英一に持ち込まれる写真の謎

両親の趣味により、築33年の古びた写真館に住むことになった高校生、英一。弟を含む一家四人暮らしが始まった矢先、ある不思議な写真の謎に英一自身も関わることになり…。

英一を囲む人々は実に個性豊か。お茶目な父、しっかり者の母、優秀な弟。そして友人テンコのキャラが強烈。彼らにヒントを得たりしながら、最も地味な英一が事件の謎に取り組んでいく。

まとめ

普通の高校生が、自分とかけ離れた人生を送る大人の事を思い、少しずつ成長していく現代ミステリー。

＜こんな人におすすめ＞

心霊写真の謎に興味がある
少年の成長する姿を読みたい
宮部みゆきファン

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