『愛なんて嘘』 白石 一文 (著) 新潮社文庫
あらすじ
結婚や恋愛に意味などない。けれどもまだ誰かといる事を切望してしまう。離婚し、それぞれ再婚しても添い遂げる約束をしている夫婦。死んだ親友の妻に、同居を強要される男。平穏で幸福な「愛」が偽りだった事を知る男女を描く、6つの短編集。
「結婚」や「恋愛」は幸せをもたらすはずのものなのに、時にその枠組みが全く意味を持たないものになってしまう。そんな男女の物語です。
まとめ
「愛」なんて言い表せるものでも行動で示せるものでもない。むしろ相手の挙動によって自分が考えていた「愛」の形が明らかになり、そして相手の考えるその形と異なる事を知るのです。そんな様々な「愛」の形を教えてくれる恋愛小説です。
<こんな人におすすめ>
理解できないような愛の物語を読んでみたい
人を求めてしまう人間の「性」を感じたい
白石一文のファン
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