ぬこ
「活版印刷三日月堂」シリーズは
泣けると評判だな!
のこ
そうね。大切な人や思いを
丁寧に描いているからかしら。
のこ
今回は、生後3日で亡くなった姉がいることを
知った少年のお話よ。
ぬこ
なるほど。それと活版印刷が
どう絡んでくるのか。興味深いな。
『活版印刷三日月堂: 海からの手紙』 ほしお さなえ (著) ポプラ文庫
あらすじ
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。店主の弓子が活字を拾い、心を込めて刷り上げるのは忘れていた記憶や言えなかった想い。心の奥に響く、4編の物語。
生後間もなく亡くなった姉の存在を知った広太
11歳の広太は、生まれて3日で死んだ姉がいることを知らされた。みたこともない姉の死が、自分の心の中で大きくなり、怖さや不安でいっぱいになる一方で、その悲しみを抱えて生きてきた父や母のために、死んだ姉の「ファースト名刺」を作ろうと思いつく。
まとめ
もどかしい思いや、どうにもならない現状を抱えた人たちが、その心の中をインクに乗せて出していくことで浄化し、未来へと目を向けていきます。温かい涙が流れる物語です。
<こんな人におすすめ>
心がじんわりと暖かくなるような話を読みたい
登場人物の成長が感じられるような話が好き
『活版印刷三日月堂』シリーズのファン
リンク
「活版印刷三日月堂シリーズ」はこちらからもご覧いただけます。
ぬこ
泣けるぅぅぅ
・゜・(つД`)・゜・
のこ
インクが染み込んでいくように
読者の心にもじんわりと沁みていく
物語ね。
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