のこ
飼い主がお気に入りの喫茶店てある?
ぬこ
喫茶店?ドトールかタリーズしか
行かないみたいだぞ。
のこ
こちらは美味しいコーヒーを
淹れてくれる「純喫茶」での
お話よ。
ぬこ
「純喫茶」って懐かしい響きだな。
文句なしにうまいコーヒーが出てきそう。
『純喫茶トルンカ 』 八木沢 里志 (著) 徳間文庫
あらすじ
下町の路地を抜けた袋小路にある純喫茶トルンカ。お客は近所の人ばかりだが、無口なマスターがいれるコーヒーの味はなかなかのもの。孤独や悲しみを抱えた人々の心が柔らかくドリップされていく。
バイトの青年に「あなたと前世で恋人同士だった」と話しかける女性客。看板娘の恋の相手。皆、胸の中に痛みや悲しみを持っています。人と人が近づき、ぶつかったり離れたりしながら、その苦しい思いはだんだんと角が取れていくのです。
まとめ
マスターがいれるコーヒーの香りは、そんな登場人物たちの心と心を優しく繋ぎ、その傷をゆっくりと癒してくれるようです。
<こんな人におすすめ>
レトロな雰囲気の喫茶店が好き
悲しみや苦しみを抱いた人たちが癒されていく話が好き
八木沢 里志のファン
リンク
ぬこ
無口だけどなんだか悩みを
打ち明けたくなるマスターだな。
のこ
そんなマスターが淹れてくれる
コーヒーも、人の心を開く作用が
あるのかもしれないわね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント