繋がりたい思いと、つながっている思い

のこ
のこ

飼い主とのつながりを感じるのって

どんな時?

ぬこ
ぬこ

ちゅーる食べたいな〜と思っていたら

くれた時とか。俺が元気ないときは

すぐに心配してくれたり。

のこ
のこ

こちらは新幹線で東北へ向かう

男女を描いた物語よ。

ふるさとや家族のつながりを

感じさせてくれるわ。

ぬこ
ぬこ

普段の生活だと、そういったつながりは

つい忘れがちになってしまうよな。

『桜の下で待っている』  彩瀬 まる (著) 実業之日本社文庫

あらすじ

郡山、仙台、花巻。桜前線が北上する4月、新幹線で東北の地へと向かう男女5人の先で待つものとは。複雑に絡まり揺れる思いを描く。

実家へ、祖母が1人で暮らす家へ、法事、結婚式、手伝い。様々な用事で向かう場所は、少しずつその姿を変えていたり、ある者にとってははじめてだったりします。

まとめ

幼い頃は命綱の存在であった両親。そして、親戚たち。うっとうしさを感じることもあるけれど、確実に自分とつながっている人たちであること。

親は「親」だけでなく1人の人間でもあること。

年を経てふるさとやそこに住む人々との関係は変わってきているけれど、ふるさとの地で確実に生きているのだということ。

ふるさとを介してつながっている、つながりたい、という様々な人たちの気持ちを感じる物語。

<こんな人におすすめ>

ふるさとや家族について綴られた話に興味がある
言葉にできない心情を描いた物語を読みたい
彩瀬 まるのファン

ぬこ
ぬこ

いいことばかりじゃないけど

やっぱりふるさとや家族って

いいもんだよな。

のこ
のこ

そこにいる、あるというだけで

心の支えにもなってくれる

存在なのよね、

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