女として生きるって、どういう事なのでしょう |

のこ

こちらは女同士の結びつきを

描いたミステリーよ。

ぬこ

わ〜　ドロンドロンに

絡み合っていそうだな〜

のこ

緊迫感の漂う進行、そして

迎えるラストは…

ぬこ

わーーーー！！！！！

ネタバレ禁止ヽ（＊｀Д´）ノ

『悪いものが、来ませんように』　　芦沢央 (著)　　角川文庫

助産院の看護助手として働く紗英は、夫の浮気と妊娠できないことに悩んでいた。そんな紗英の心の支えは育児中の奈津子。彼女もまた悩みを抱え、紗英と過ごすことで安らぎを感じていた。そんな中、紗英の夫が他殺死体で発見される。犯人は誰か、そしてその動機は。驚きの結末に身を震わす心理サスペンス。

紗英と奈津子、そして紗英の妹、鞠絵。それぞれの女性たちが日々暮らす中で悩みや葛藤を抱く様子が描かれます。結婚、出産、親の価値観による束縛。窒息しそうになりながらも、絶対的な存在であり続ける紗英と奈津子の関係。

大切な相手を守りたいという強い気持ちから発生した事件の根底には、自分の足で立つことを否定した共依存の関係が透けて見えます。女として生きるということは何なのかを考えさせられる物語です。

結婚、出産、仕事などに悩む女性の姿を描いた物語を読みたい
共依存ともとれるような人間関係の物語に興味がある
芦沢央のファン

リンク

ぬこ

なんと…！！

完全に騙された∑(￣[]￣；)!ﾎｴｰ!!

のこ

見事な叙述トリックよね。

二人の絶対的な関係性についても

読者に問いかけるような物語ね。

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