のこ
こちらはある作家が
猫と暮らすことになった経緯と
日常を描くエッセイよ。
ぬこ
そりゃあほっこりする
話なんだろうなあ。
のこ
ところが、この猫は病気を
抱えていたり、怪異現象まで
ついてきたりするの。
ぬこ
ええ〜 怖いのは
嫌だけど、猫は可愛いだろ。
どうするのかな。
『猫怪々』 加門 七海 (著) 集英社文庫
あらすじ
ペット可、猫に優しい街…などの条件に合う物件を求め、ようやくめぐりあったマンションを購入した著者。ある日、路地裏でぐったりとした子猫を見つけ、病院に連れていく。飼うことを決意したが、この子猫はいくつもの病気を抱えていて、おまけに怪異現象までついてきた。あらゆる対策を講じる作家の猫愛を描くエッセイ。
「視える作家」が拾った子猫は、何かがとりついていた様子。病院から自宅へと連れて帰ると、違和感を感じるかすかな異臭、家の中を過ぎる子猫とは違う動物の影、ある晩あらわれた人の形をした化け物…。
まとめ
子猫を心配した著者は、お札を貼ったり掛け軸を下げたり、お経を読み、気功やお祓いをしたりとあらゆる手をつくします。怪異を呼ぶ猫とその怪異に対決する作家。怖くもありますが、その猫愛と、何ら気にしていない猫の姿にほっこりするエッセイです。
<こんな人におすすめ>
猫が好き
猫にまつわるちょっぴり怖い話を読んでみたい
加門 七海のファン
リンク
ぬこ
猫に霊みたいなものが
憑くことってあるんだな。
のこ
「視える」だけに、あらゆる対策を講じる
ところがスゴイわね。飼い主のかいがいしさも
ほっこりするエッセイよ。
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