のこ
こちらは結成10年の
売れない芸人コンビを描いた
物語よ。
ぬこ
一度もブレイクしたことがない??
彼らはいったい何をモチベーションに
して頑張っているんだろうな。
のこ
現実に突き当たる壁、将来への
不安など、笑いを交えつつも
リアルに描いているわ。
ぬこ
芸人の実態をのぞいてみるぞ!
『地下芸人』 おぎぬまX (著) 集英社文庫
あらすじ
お笑いコンビ「お騒がせグラビティー」は結成十年になるが、いまだ売れる気配はなく、同期もほぼいなくなってしまった。ネタ作りを担当しているオダは、次第に何が面白いのかもわからなくなってきてしまう。そんな中、相方の広瀬からコンビの解散を告げられて…。
売れない芸人歴十年。おまけに相方に解散を告げられたオダ。
養成所時代は上位の成績を収め、卒業後には事務所に所属することとなった「お騒がせグラビティー」。事務所主催のライブやショッピングモールでの営業、有名芸人のかわりをつとめる「シミュレーション」をしながらの芸人生活は、早十年となる。
次々とやめていく同期や先輩芸人、唯一売れている人気の同期のお笑いに対する姿勢。もやもやとしたものを抱えるオダ。そんなオダに広瀬は解散を切り出したのです。何も言えないオダはその申し出を受け入れるのですが…。
まとめ
目指す者が多く、人気が出れば周囲にも認められ、華やかに見えるお笑いの世界。その頂点に立つわずかな者たちの下には、多くの消えていった芸人たちの存在があります。そんな彼らに焦点を当て、自分たちのやり方でお笑いをひたむきに模索し続ける姿を描いた物語です。
<こんな人におすすめ>
売れない芸人たちの生き様を描いた話に興味がある
お笑いをどのように追求していくのかを知りたい
おぎぬまXのファン
リンク
ぬこ
そうかあ。ウケる喜びも
大きいよなあ。でも続けるって
スゴイことだな。
のこ
迷いながらも自分たちらしい
笑いを追求していく姿に
勇気をもらえる物語ね。
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