こちらは「感情を揺さぶる売り方」を
実例とともに解説した本よ。
ほお〜 今の時代、
物を売るのはなかなか
難しそうだもんな。
そうなの。性能や利便性で
売っても、消費者はよりよい商品に
流れるだけ。だから、その商品の
「ドラマ」をいかに前面に出すかが大切なのよ。
なるほどな。モノを売ることに
限らず、あらゆる集客に活かせそうな
内容だな。
『物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方』 川上 徹也 (著) 角川新書
概要
値段や実用性、利便性などをアピール「商品」を中心とした売り方は、相手の「理性」に訴える方法です。それはすなわち、より実用性があり、利便性が良く、安い値段の商品があれば、そちらの方が選ばれてしまいます。
商品を中心にするのではなくて、商品の「ドラマ」を前面に出し、相手の理性ではなく感情に訴えることで、大きな可能性が広がるのです。
感情を揺さぶる7つの売り方とは
「あなたが「感情」ではなく「感情」で売るべき理由」という序章から始まり、その必要性を解説した後、「体験を売る」「心動くを売る」「世界観を売る」「共創・協創を売る」「インスタ映えを売る」「ここにしかないを売る」「懐かしいを売る」など、それぞれの感情に訴えかけ、成功を遂げた具体的事例を挙げています。
まとめ
廃棄直前の1万3000個のキャベツを売り切る、新潟のボロボロ市場が大人気観光スポットに、など、事例タイトルからしてもうドラマチックです。
通常であれば無理だろう、という状況も視点を変え、そこにどんな物語があり、どのように相手に伝えていくのかというヒントが満載です。ものを売ることにワクワクしてくるような一冊です。
<こんな人におすすめ>
「物を売る」ことに苦戦している
商品のストーリーづくりが今ひとつよくわからない
「エモで売る」成功事例を知りたい
飼い主がここに載っていた
会社や商品をネットで調べまくっていたぞ。
感情を揺さぶる売り方、恐るべし…。
モノとそれに付随する「価値」を
売り、買うから、どちらにとっても
満足のいく結果になるのよね。
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