のこ
こちらはバツイチ独身男性が
働くことになった『株式会社
タイムカプセル社』での仕事ぶりを
描く物語よ。
ぬこ
『株式会社 タイムカプセル社』?
何をしている会社?
のこ
タイムカプセルに入れた手紙が
宛先不明で戻ってきた人物の
現住所を調べ、届ける仕事よ。
ぬこ
タイムカプセルって埋めてから
十年くらい経つんだよな。
その間にみんなどんな風になって
いるんだろうな。
『株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者』
喜多川 泰 (著) ディスカヴァー・トゥエンティワン
あらすじ
45歳、バツイチの独身、新井秀雄。彼が働くことになったのは、手紙を長期保管し、届けるという株式会社タイムカプセル社。英雄の担当は、タイムカプセルに入れた手紙が宛先不明で戻ってきてしまった人物の現住所を探し出し、届けることでした。
夢をあきらめ「どうせ私なんか」と自暴自棄になっていた明日香。逆に夢をあきらめきれずに家族に負担をかけている樹。駆け落ちしてきたために、自分は幸せになってはいけないと思っている桜、様々な事情を抱え、自信を失い希望を見出せない人々に、中学時代に、10年後の自分に宛てた手紙を届けます。
まとめ
過去の自分は忘れていたものを思い出させ、過去にはなかった新たな自分をも気づかせてくれます。人生はいつでもリスタートできる。そんなことを教えてくれる物語です。
<こんな人におすすめ>
今の状況が八方ふさがりのように感じている
どのように生きていきたいかが自分でもよくわからない
喜多川 泰のファン
リンク
ぬこ
子供の頃思っていた大人の自分は
ちょっと違うもんだよな。
のこ
子供の頃の自分を思い出すことで
新たに進むべき一歩を見つけることが
できるのかもしれないわね。
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