のこ
こちらは人気の『池袋
ウエストゲートパーク』
シリーズ第13弾よ。
ぬこ
すごいよな〜。
またちゃんとメンバーたちも
歳をとっているところもいいよな。
のこ
そうね。
社会の「今」を切り取る
彼らが大人になっていくところも
見所ね。
ぬこ
今回はどんなトラブルに
立ち向かっていくんだろうな。
楽しみだぜ。
『裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII』
石田 衣良 (著) 文春文庫
あらすじ
真冬の池袋で、半日働いて10万円以上という超高給アルバイトの情報が流れる。
募集に使われた闇サイト運営や、アルバイトの本当の目的をさぐるべく、マコトたちは池袋の街を駆け回る。
IWGPシリーズ第13作。
息子虐待のニセ情報を流されてしまった父親、薬物使用の母を救いたいと願う女子中学生、心霊商法に狙われた女子大生霊能者、詐欺集団が持ちかける高額アルバイトなど、社会の「今」を切り取ったテーマが今回も並びます。
まとめ
若者の暴走、といったものだけではなく、子供やシングルマザーなど社会的に弱い立場にある者たちが、絶妙なバランスの上でギリギリな生活を送っており、少しでもバランスを崩せばあっという間に闇に落ちてしまう。
そんな危うさや絶望が、クラシックの旋律に乗って描かれます。
マコトやマコトの母、Gボーイズが彼らの絶望に寄り添い、再生を助けてくれる。
そんな風に感じる短編集です。
<こんな人におすすめ>
社会の『今』を切り取る物語に興味がある
IWGPシリーズのファンである
石田 衣良のファン
リンク
制作動画はこちらからどうぞ。
ぬこ
世の中に問題ガーとか
言っても、貧困とか薬物とか
トラブルは今ここで起こって
いるんだもんな。やはりトラブル
シューターの存在は大きい。
のこ
身近に感じられないような
苦しんでいる弱い人たちの
リアルを描き出している物語ね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。