こちらは「ゴーストハント」シリーズ
第6弾よ。代替わりのたびに多くの
死者が出るという料亭を調査するのよ。
代替わりのたびに、かあ。
その家は、何か過去に人から
恨まれるようなことをしたのかな?
そんなことはないらしいのだけど。
しかも所長であるナルが何者かに
憑依されてしまうの。
ええっ ナルが!?
残ったメンバーだけで解決できるのか!?
『ゴーストハント6 海からくるもの』
小野 不由美 (著) 角川文庫
あらすじ
日本海に挑む岬の上に立つ、能登の料亭、吉見家は、代替わりのたびに、多くの死者を出すという。
依頼に来た吉見彰文の祖父が亡くなると、幼い姪の背中に不吉な戒名が現れた。海の洞窟にある祠、敷地内にある小さな神社や石の塚。
古い伝説が残るこの土地に暮らす一族に襲いかかるものの正体は何なのか。
依頼を受けてやってきた、リンや麻衣たち。
まずは、代替わりのたびに多くの死者が出るという、吉見家の出自について調査をはじめます。
先代が継いだ時には八人、さらにさかのぼり、初代の時には十四人もの人が亡くなっていたのです。
さらに、海の洞窟に祀られている「おこぶさま」や、一気を企てたとして村人に裏切られ首をはねられた者たちの魂を鎮めるための「十八塚」など、多くの古い伝説がこの土地に存在していたことが判明。
吉見家を襲うのは何かの祟りか、呪いか、怨念か。
そんな状況の中、なんと所長のナルが何者かに憑依されてしまいます。
ナルを頼れない状況の中、その正体を探り解決への道を目指す一行ですが…。
まとめ
誰かに恨みを買うようなことを、本人もご先祖様もしていないのに、次々と吉見家に恐ろしい出来事が襲い掛かります。
もう一人のブレーン、安原さんと、頼れる行動派ぼーさんの明るいパワーを土台に、綾子も大活躍!!
ナルがいないことで、これまでにないメンバーの一面が見えます。
かつてない大きな存在と彼らとの戦いに注目!の物語です。
<こんな人におすすめ>
善良な一家を襲う祟りや因縁を描いた話に興味がある
人の力が及ばないような恐ろしい存在が登場するホラーを読みたい
小野 不由美のファン
綾子すげえ!!はじめての活躍にして
めちゃかっこいい〜!!
最大とも言えそうな敵との戦い、
そしてナルを除いたメンバーたちの
大活躍にも注目ね。
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