それぞれの心の扉が少しずつ開いていく

のこ
のこ

こちらは女性作家と高校生の姪が

二人暮らしをする「異国日記」の

第五弾よ。

ぬこ
ぬこ

朝は亡くなった母親の

日記を手にするんだよな。

何が書かれていたんだ?

のこ
のこ

知らなかった母の思いを

知ることになるのだけど。

彼女の複雑な思いを受け止めてくれる人は

もういないということも、朝は知るの。

ぬこ
ぬこ

な、なんとそれは…(இдஇ; )

槙生の反応が気になるところだ…

『違国日記 5』ヤマシタトモコ (著) 祥伝社

あらすじ

事故で両親を亡くした中学生の姪、朝を引き取り、手探りで同居生活をはじめた人見知りの小説家、槙生。

朝は高校生となり、日々の生活にも慣れてきたように見えたのだが、朝の母親が遺していた日記を読み、朝の心は大きく揺れる。

槙生と姉、つまり朝の母親は仲が悪く没交渉。

その姉が遺していた日記は娘の朝に宛てたものでした。

常識や人と異なることを嫌う完璧主義の姉の、それまでと違った印象に戸惑う槙生。

一方、いろんな感情が不満となって渦巻いていた朝は、絶対的な愛情を与える親を喪った深い絶望を覚えるのです。

まとめ

人見知りで孤独を愛する槙生は、辛い思いをしている朝に優しい言葉をかけることはありません。

相手が欲しがる言葉を安易に与えてはくれない槙生ですが、寄り添い見守ってくれているのです。

孤独や悲しみとの付き合い方を教えてくれるコミックです。

<こんな人におすすめ>

両親の死と向かい合う高校生とその叔母を描いた話に興味がある
小説家の孤独との関わり方を描いた漫画を読んでみたい
ヤマシタトモコのファン

ぬこ
ぬこ

一見冷酷なようにも見える

槙生だけど、言葉はどうしようもなく

真実だな。今の朝にとってはつらいかも

しれないけど。

のこ
のこ

朝は槙生とのやりとりによって

感情が表に出てきて、自我が構築

されていくようにも見えるわね。

本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村

書評・レビューランキング