『村上海賊の娘(一) 』 和田 竜 (著) 新潮文庫
あらすじ
戦国時代、その名を轟かせた海賊がいた。その名は村上海賊。瀬戸内海の島々に根を張り、自制を誇る村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは娘の景だった。
今ならモデル並みの容姿、しかし戦国時代では…
身長180㎝、長い手足に大きな目と口、高い鼻。今なら間違いなくモデルにスカウトされていたであろう用紙を持つ景は、戦国時代基準では何と醜女(しこめ)。
まあ、色白ぽっちゃりほっぺた下ぶくれ、小さな目のおひなさまが美人とされ流時代では仕方ないのかもしれません。
かわいいところもある景なのですが
でも景はめげないのです。いつか海賊の夫と共に船に乗り、夫と共に戦うのだ!という願いを持つ、かわいいところもある。そんな景に結婚の話が出るが、景の好みのタイプである相手の男から面と向かって断られてしまいます。かわいそう…。
しかし、景の容姿を「美人」とする人々がいると聞き、喜んで出かけていく景。しかしそこは、まさに戦闘前夜の戦地だったのです。
まとめ
当時としては異質な容姿を持ち、荒々しく好戦的。自分の基準(感情?)に沿って行動するが今イチ考えが浅い。そんなトラブルメーカーの予感満載の景が、大坂本願寺VS織田信長の戦で誰と出会い、何を見、どう動くのか。続きが楽しみです。
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