広告の力で国民を戦争賛成に誘導できる!?

のこ
のこ

戦争しなさいと言われたらどうする?

ぬこ
ぬこ

困る。

そして逃げる。

のこ
のこ

こちらは就職試験の課題として

仮想国家の国民を戦争に導けるかを

争うゲームに取り組む学生たちのお話よ。

ぬこ
ぬこ

なんだ、ゲームなのね。

しかし就職試験でそんなのやらせるのか。

『プロパガンダゲーム』  根本 聡一郎 (著) 双葉文庫

あらすじ

大手広告代理店の最終試験へ挑む8名の大学生。彼らに告げられた課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを争うゲームだった。勝敗の結果、そしてこの選考の真の目的とは。

大手広告代理店の最終選考の場に集められた男女8名の大学生。代理店側が作成した「プロパガンダ・ゲーム」に取り組む。仮想敵国との戦争を想定し、政府側(戦争賛成)とレジスタンス側(戦争反対)の2チームに分かれ、ゲーム内で情報を得たり、逆に発信したりしながらアピールする。相手はPCの向こうで待機する100人の一般市民。

まとめ

互いに知恵を絞り、あらゆる手法で自分たちの意見を主張していくうちに、学生たちの内面にも変化が訪れます。情報操作、洗脳。日常的に行われていることに気付かされ、メディアについて考えさせられる物語。

<こんな人におすすめ>

広告が民衆に与える影響力について興味がある
効果的な広告の内容を知りたい
根本 聡一郎のファン

ぬこ
ぬこ

これヤバイな…

人間はめっちゃマスコミに誘導されて

いるってことじゃないの??

のこ
のこ

気づいていないだけで、実は日常的に

こうした情報操作がされていても

おかしくない、と考えさせられるお話ね。

本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村

書評・レビューランキング

コメント